主人公の特異的な能力で多数のスキルを習得し、レベルでは計り知れない圧倒的な強さを見せつけ、未だに底が見えないポテンシャルを秘めている部分がこれから先の主人公の学園生活でいかにして発揮されていくのか。
無自覚に周囲の度肝を抜く成果を引っ提げてきて、『無能探索者』としての世間の評価と感知されにくい主人公の本来の実力とのギャップで、主人公の活躍と成果がなかなか結び付かず、『本当はメッチャ凄いけどごく普通の学生っぽい生活を満喫している』日常が展開されていて、その少しズレている実態が面白く感じてくる作品でした。
未だ探索ランキング1位(本人の与り知らないところ)として君臨している主人公。その無自覚で圧倒的なパワーがどんな窮地も『力こそパワー!』で解決して、乗り越えて行く。絶対的な信頼感のおける主人公の活躍する姿を安心して楽しめてなおかつ、これから先の日々のなかでどんな偉業を成し遂げていくのかワクワクさせてくれる物語が最高でした。