次世代の勇者を決める勇者選抜試験に集まった100人の勇者候補生たち。
魔王を倒すための残虐性と冷酷さを併せ持った勇者を作り出すために繰り広げられる、生き残りをかけた勇者候補生たちによるデスゲーム。
人類史上最強の優者と謳われ、国を挙げて称賛される存在により幕開けとなるデスゲームは、まさかこんな殺戮劇になるとは予想していなかったです。
勇者候補生たちのリアクションが歓喜から悲鳴へと変わる急転直下の殺戮劇で、物語の空気が一変するほどの展開ですさまじかったです。
その後のデスゲームの舞台の数々でも、情け容赦のない命の駆け引きが繰り広げられていて、名前のあるサブキャラクターが登場間もなくリアルに首が吹き飛ばされる光景はとてつもなくストレスでした。
久しぶりにいろんな意味で記憶に残るぶっ飛んだ作品に出合いました。
2巻以降はまた違う物語が楽しめそうな引きで終わったので続きが楽しみです。