七星杯を掌握し、ついに最強の座を手にした【話術士】ノエルの前に現れたのは、
冥獄十王(ヴァリアント)の一柱・マーレボルジェ。人類の滅亡を謀る最大の敵の急襲に対しても、
ノエルは機先を制し、策謀を巡らせながら確殺の一手を放つが……!?
さらに、トルメギドの街が陥落。冥獄十王(ヴァリアント)の一柱・凶飢のフレジェトンタが深淵(アビス)
より現界し、万を超える軍勢を率いて帝国を破滅へと導く。未曾有の危機が迫る
なか、常識を覆す謀略を駆使して冥獄十王(ヴァリアント)討伐作戦を開始する――。
最凶の話術士による完全無欠の組織(クラン)ファンタジー、命運握る第5幕!
――そして、人類の真実が明かされる。
約5年ぶりの続巻。
「前巻までの流れ……、さすがに覚えていない」
とりあえずは人類の存亡がかかった最強の敵を討つため、ノエルが主体となり先導するシーカーたちが死地に乗り込むという決戦の舞台を文庫2冊分の約600ページという物量でぶん殴ってくる凶器の1冊です。これを読み切るのにどれだけの時間を要したか覚えていないですけど、ぎっしりと文字が敷き詰められていて、多くのシーカーたちの犠牲の上に成り立っている死闘の一部始終がこれでもかと描かれているので読み応えとしては抜群です。とにかく体力は削られました。
本当に生き物として異なる圧倒的格上の存在を相手にしたときの絶望感と死臭が漂う盤面の空気感が凄まじくて、「これだけの相手を目の前にどうやって乗り切ったらいいんだ?」と読んでいて100回くらい思いました。それでも付け入る隙があればそこを皮切りに盤面を動かして一太刀を浴びせにかかる。そんなシーカーたちの連携と死闘が詰まっていて、最高の一冊だったと思います。
次はなるべく早くの刊行をお願いしたいです。
https://bookwalker.jp/de7c8a6dde-bd85-4457-8cae-38f084e00efd/?acode=bKnxXZAZ
