働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

六畳間の侵略者!? 29

六畳間の侵略者!? 29 (HJ文庫)

《あらすじ》
六畳間の侵略者”その正体とは!?
真希とクランが姿を消してしまうという一大事に、残された皆の不安が募る。決して欠かすことのできない人を探し出すため、孝太郎は少女たちと必死の捜索をはじめるが、原因が分からぬまま事態はどんどん進んでしまう。
そして、最大の試練にぶち当たった孝太郎が最後に辿り着いたのは、あの場所だった――
「……孝太郎、ずっと、あなたを待っていました……」
六畳間の最大の謎が明かされ、新たな季節が動き出す!

シリーズ開始当初。六畳間に続々と少女たちが集まってきたことには意外な理由があったとは!?
これまで積み重ねてきた物語に張り巡らされた数々の伏線に、真希とクランが姿を消した一連の騒動にも繋がる展開となっていて驚かされました。シリーズの集大成となる素晴らしい演出と感動が詰まっていて、いつ見ても全てのヒロインが魅力的過ぎて甲乙が付けられないです。
アットホームな雰囲気ながらも強固な信頼関係で結ばれた六畳間メンバーのやり取りにはいつも癒されます。

今回の一連の騒動で『別の結末を辿った未来』の存在を切り口に、『孝太郎がヒロインの誰かひとりを選んだ未来』の存在について作者からも言及があり、Ifストーリーについても執筆の予定があるとか。ドンドン書いてください!!
キャラクターの数もそれぞれの性格も多彩なメンバーなのでネタには困らないと思います。個人的にはアライア陛下の物語も読みたいので、望み薄ですが楽しみにしてます。

総計30冊以上の長期シリーズ作品ですが大変すばらしい作品なので、まだ未読であり時間のある人には是非とも手を付けてもらいたい作品です。