働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

緋弾のアリア XXXIII 花冠の帰還兵

緋弾のアリア XXXIII 花冠の帰還兵 (MF文庫J)

《あらすじ》
武装探偵、通称『武偵』。それは凶悪化する犯罪に対抗するため武装を許可された探偵である。
トップレベルのSランク武偵・アリアの相棒に選ばれてしまった(普段は)ただの一般人・遠山キンジ。
エンディミラを送り出したキンジの前に現れたのは、約70年前に行方不明となった海軍中佐の遠山雪花だった!
『玲一號作戦』――戦時中に軍令部から謎の密命を受けていた雪花は、キンジたちバスカービルを巻き込みつつ現代でもその任務を完遂しようと行動を始める。
情報のプロ・上級通信将校として現代のインターネットを素早く理解した雪花が始めた事は、なんと全世界へ向けて軍国主義的な放送をするユーチューバーで……!?

緋弾のアリアシリーズも30巻の大台を突破したことから長い年月の経過が伺えるけれど、まさかYoutuberデビューして動画投稿をする展開が出るとは夢にも思わなかった。
遠山雪花の掲げる手段と目的の達成のためとはいえ、ここまで時代の流れに乗った方法をとるなんて……
そしてチーム・バスカービル。もう結成がキンジの武偵校時代なので遠い記憶のかなたの出来事ですし、キンジ×バスカービルのなかの誰かみたいな個人の絡みは度々あったけれど、場を設けて全員が集結という構図は久方ぶりな気がして感慨深かったです。レキが登場したり、理子がだる絡みしてきたり、なんやかんやでキンジに女性の影がチラつくと修羅場ったり。世界を女性関係も武偵としても股にかけてハイスピードなバトル展開を繰り広げるところももちろん面白かったけど、武偵校時代にまで焦点をあてて、『ちょっと特殊な高校生』らしさのあるお話もいいなとしみじみ思いました。

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