《あらすじ》
「好きです。カゲーオ!」
玄関先で、殺したいランキング1位の帰国子女に押し倒され、ペニスを吸われている。
――なんだよっ。この状況はっ!?
階段から落ちるところを助けてやったとはいえ、いきなりのフェラチオ愛情表現は恐ろしい。今すぐ景生は逃げ出したかった。
「ノープロブレムです。もっと吸うです」
「いや、須藤さん、もうヤバイんだけどっ」
――須藤さんって、ビッチなのか?
――まさか、こんな清純そうなのに。
「カゲオ、うるさい!! 好きほんと!! 信じるです!」
レイラはムッとした顔をした。なまじ綺麗だから、怒ると迫力があり圧倒されてしまう。
「ごめんっ!」
謝るのと、射精は同時だった。
ーー帰国子女でチヤホヤされている須藤レイラが大っ嫌いだ。とにかくムカつく。殺したいランキング1位だ
卑屈な性格の夜崎景生だったが、レイラが階段から落ちるところを身を挺して救ったことをきっかけに二人の関係はスタートする。
レイラから寄せられる好意を始めは素直に受け止められなかった景生だったけど、自らの欲望のはけ口にされてもブレないレイラからの好意に少しずつ考えを改めていき、いろんなプレイを続けていくうちにドンドン二人のラブラブ度合いがぶちあがっていく感じが挿絵からガッツリ感じられますね。
エロラノベは全然読んだ経験はないんだけど、最近は著名な作家が美少女文庫デビューもしているので、好きなイラストレーターとコンビを組んでいるものに限っては機会があれば手に取るようにしてます。
なんというか、ラブコメ→エロ→ラブコメ→エロといった感じで想像していた数倍のヘビーローテーションでエロシーンがあってメッチャビックリしました。
物語の結末も「景生くんとレイラが結婚して子どもにも恵まれてよかったぁ」ってな感じで気持ちの良い読後感を迎えられました。
これからも時間があればいろいろな美少女文庫作品に目を通していきたいです。