働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

豚のレバーは加熱しろ(5回目)

豚のレバーは加熱しろ(5回目) (電撃文庫)

《あらすじ》
深世界へと飛び込んだ豚とジェス。王都奪還作戦、決行。
ジェスと二人で旅をして真実を知り、ようやく気付いた、自分自身の気持ち。一緒にいたい。ジェスと一緒に、終わりのない旅をしたい。
そのためにまず、闇躍の術師によって乗っ取られてしまった王朝を奪還しなければならない。ノット率いる解放軍、王子シュラヴィス、三人の美少女、そして異界からやってきた三匹の豚たち一行は、起死回生の切り札を求め孤島へ向かう。
鍵となるのは、孤島が入り口になっているという裏側の空間、深世界。人々の想いによって成り立つその不思議な世界では願望が具現化するようなのだが……
「見てください、豚さん! 私の胸が大きくなっています……!」
どんな願望だ!? やれやれ、どうやら今回も、一筋縄ではいかないようだ。

霊力で満ち溢れ霊魂ですら実体を手に入れることができ、人々の想いや願望によって成り立つ不思議な世界、それが深世界。闇躍の術死を打ち破るため、ジェス、ノットと共に深世界へと旅立つ。
そこに待ち受けるのは、誰かの願望によりジェスのおっぱいが大きくなった世界、誰かの願望により死者となった人間が蘇った世界、そして、かつて死に別れた人との再会が果たせる世界。あらゆる願いが具現化した深世界で繰り広げられる常識外れの現象、予測不能な展開がありとあらゆる角度から襲ってくる光景が、ジェスたちの足を踏み入れた世界の混沌さを如実に物語っていて独特の雰囲気が漂う世界観がありました。
エッチな豚さんの妄想とラブコメ、そして世界に隠された真実へと迫る壮大なスペクタルで繰り広げられるファンタジー展開の塩梅が素晴らしい作品でした。
やっぱり遠坂あさぎさんの描くジェスが最高に可愛いです。


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