《あらすじ》
自堕落な一人暮らし生活を送る高校生の藤宮周と、“天使様”とあだ名される学校一の美少女、椎名真昼。
関わるはずのなかった隣人同士、ふとしたきっかけから、いつしか食事をともにするようになっていた。
ぶっきらぼうななかに、細やかな気遣いを見せる周と、よそ行きの仮面でない、自然な笑みを浮かべられるようになった真昼。
惹かれ合っていく二人の過去といま、そして彼らを取り巻く折々を描く書き下ろし短編集。
これは、甘くて焦れったい、恋の物語――。
「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」特設サイト｜GA文庫
不摂生で自堕落な一人暮らしを続けていた藤宮周、学校一の美少女で“天使様”と呼ばれる椎名真昼。
ただのクラスメイトだった二人が一緒に食事をするようになり、少しずつ親密な関係になり、いつしかあたりまえのように寄り添い合い惹かれあっていく二人の関係。本編では描かれることのなかった甘いやり取りとともに、時が経つにつれて周と真昼の距離感が微妙に違う変化が短編集形式で味わうことができて、何とも感慨深い1冊に仕上がっていました。
周と真昼のラブコメ以外にも、二人の友人である樹と千歳の恋のきっかけや出会いにまつわるエピソードも収録されていて、何とも甘酸っぱいドラマがあって胸焼けがしてくる内容でした。
学生同士の恋愛なんてくっ付いた離れたが日常茶飯事なようにもとれるけれど、同世代で異なる人生を歩んできた男女が学校という一つのコミュニティで出会い惹かれあう構図が生まれるので本当に夢とロマンにあふれていると思います。
灰色の青春を歩んできた現役学生のみんなは今すぐ回れ右して前向きに学生生活を送るべきだと思います。
