働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

コミュ症なクラスメイトと友達になったら生き別れの妹だった

《あらすじ》
「ごめん……。君とは付き合えない」
 クラスのカリスマ的な美貌と人望を持つ如月志穂の告白を断った男、真藤英治郎。彼には「みんなの理想の友人」となって居心地の良い空間を作るという目標があった。そんな英治郎が気になる女子が一人。長い前髪で表情の見えないコミュ症な同級生、篠宮未悠。
「……わ、わたし友達いませんから……」

 英治郎は篠宮が友達を欲しがっていると知り、彼女に協力することに。そんな矢先、篠宮が実の妹だと知ってしまう!? 
 だが、英治郎には兄だと明かせない理由があって…。
 第14回講談社ラノベ文庫新人賞受賞作。永峰自ゆウ×かがちさくが贈る、絶対にバレてはいけない青春ラブコメ開幕!


クラスメイトの生き別れの実の妹。彼女の家族の幸せを崩さないため、正体を明かさずに仲良くし続ける関係性。
本当の家族だけれど、近すぎず遠すぎずの妹との距離感。そんな主人公のスタンスがクラスで人気の女の子の告白を断った事実と相まって、絶妙に話がややこしい方向にこじれて修羅場のような流れにもつれ込む展開が往年の青春ラブコメ感があってよかったです。
クラスメイトの生き別れの妹、クラスで人気の女の子、そして主人公。秘密を抱えたまま日常を過ごさざるをえない主人公のスタンスを活かしたコミカルな展開も良かったです。

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