《あらすじ》
誰も声を聞いたことがないと噂されるほどに無口な小動物系美少女・小日向さん。困っているところを助けてあげてからというもの、小日向さんとの距離がやけに近い気がする。お揃いのストラップを付けたいとねだってきたり、ぺちぺちと小さな手でスキンシップを繰り返してきたり……。挙句の果てには二人きりの部屋で無防備にも俺のひざに寝転がり、安心しきった顔で眠り始める始末。
「……もしかしてちょっと照れてる？」「……（ふるふる）」
何も話さない代わりに俺の胸に頭を押し付けてくる小日向さんは、少し――いや、とってもかわいい。甘えん坊な無口ヒロインが尊い!? 癒されラブコメ開幕です。
無口で小柄。小動物的可愛さな小日向さんのかわいいリアクションと甘えん坊な仕草、行間を読んで彼女の感情をくみ取ったときの愛らしさが１００点満点でした！！
同年代の女子高校生ヒロインだけれど、テクテク歩いている雰囲気や彼女の一挙手一投足に子供らしさを感じ取って、小日向さんを中心とした青春ライフに癒しの要素が加わっていてほっこりします。
日常生活で一言も発さないと言っても過言ではないレベルでしたけれど、ヒロインの『かわいい』が表現されていてとてもおもしろい作品でした。
彼女が主人公の胸に向かって頭突きをする姿が最高にキュンと来ます。身長差から視覚的に小日向さんのうなじが見えた状態で頭突きされるのとかメチャクチャ癒されます。
続巻も楽しみにしています。
