働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

バケモノのきみに告ぐ、2

バケモノのきみに告ぐ、2 (電撃文庫)

1巻ではノーマンとの関係性をフォーカスしたミステリー風の物語でしたけれど、2巻ではノーマンが絡まないところだよ四人はどんな関係性なのか。それぞれがコンビを組んで活動しているときの様子やトラブルに遭遇した際に即席の連携によるバトルが目玉となる物語で、この世の法則から外れた異能を持つヒロインたちが初見の強敵と邂逅したなかで打開策を模索しながら力をフルに活用したバトルを繰り広げていて最高におもしろかったです。

1巻を読んだ頃の記憶だと四人の『アンロウ』としての側面を印象付けるような非日常的なシーンが多かったと思いますけれど、2巻では『アンロウ』となった四人の人間味を感じさせる日常に溶け込んでいるときの様子も多く書かれていたので、キャラクターの新たな側面を物語を通して楽しむことができました。
でも個人的には激重感情を抱くメンヘラ気質なヒロインキャラクターが好みなので、もっとメンヘラムーブをかましてほしい願望がありますね。
2巻では新たなキャラクターの登場とノーマンとの過去の関係性について触れている場面があり、今後の物語にどう影響をしていくのかが気になるところでした。


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