前巻の体育祭で登場した偽物の英雄騒動から一転して、『千年に一人の美少女』を標的にしたSNSを通してのストーカー騒動。
一躍有名人となって世間から注目を集めているひなみの近くに危険な男がホイホイ誘蛾灯みたいに集まってくる状況と、彼女のことを常に陰ながら救い続ける主人公の関係性も日に日に核心に迫られる状況を作り出していて、これまで感じていた主人公とヒロインの運命的な出会いから結ばれるまでの物語へと集束していく光景が描かれていて、完結という形を迎えられたことが感慨深い作品でした。
なんというか、ヒーローとヒロインの救う側と救われる側の構図が凄くシンプルで、そんなシチュエーションに欠かせない悪役の存在も凄くシンプルにまとまっていてそれが現代日本×ラブコメテイストで描かれている風に感じました。無駄なくキャラクターたちが立ち回っているので、わかりやすく主人公とヒロインの物語を楽しむことができて、なおかつ悪役からの窮地を逃れたときのスカッとした感じも気持ちが良い展開でした。
個人的にはやっぱり2巻の体育祭のシーンが一番印象的で良かったですけど、まあ無事に完結まで走りきる姿を読むことができて良かったです。
