“マネジメントゲームには無い要素が組み込まれた生徒会選挙が繰り広げられる“
都島成香、天王寺美麗、そして新たに登場するキャラクター、城東蓮。
生徒会長として立候補した三人の陣営による生徒会選挙の開始。知名度、公約、選挙活動内容などあらゆる要素を尽くした知略に富んだ一進一退の戦いが繰り広げられていて、マネジメントゲーム戦にはない白熱したものが感じられる内容でした。
主人公である友成伊月が才能を開花させつつあるコンサルタントとしての力が選挙戦序盤からいかんなく発揮され、学校としてのスケールが尋常ではない名門校ならではのスケール感がある選挙戦となっていて読み応えのある一冊でした。
たった一冊ではおさまりきらない選挙戦の模様となっていて、伊月たちの目の前に立ちはだかる難局を乗り越えてもまた新たな強敵となりうる人物が台頭してきたり……。
さすが、名門校だけあって才能のある人間に事欠かず、最終局面まで結末が全く予想のつかないところが最高に熱くさせてくれます。