《あらすじ》
マネジメント・ゲーム編、開幕!
雛子が『恋』を知った夏休みは終わり、ついに迎えた二学期。
学院で幕を開けたのは、生徒が経営者を疑似体験する授業、マネジメント・ゲームだった！
天王寺さんの右腕・住之江さんというライバルが登場するも、伊月は生徒会入りを目指し順調に会社の業績を上げていく。 そんな伊月をお嬢様たちは見守るが……。「まったく……頑張り過ぎてはいけないとお伝えしたでしょう？」
恋愛力ポンコツな雛子との生活や、天王寺さんとの息抜きデートと、恋と勉強とで忙しい、お嬢様とお世話係の恋物語、第6弾!!
生徒が経営について学ぶために行うマネジメントゲーム。学院生徒同士が会社の業績を上げるため経営者として何をしたらいいか。多くを考え、選択をして、生徒同士が敵にも味方にもなり替わるシミュレーションゲーム。
平凡な家庭出身でしかない主人公にとって縁のない世界だけれども、これから先の生徒会入りや雛子の隣に立って対等な立場でいるために避けては通れない世界だと再認識することで、自分の力だけでマネジメントゲームを乗り越えて行く芯の通った主人公の活躍が披露されていて、これまでにない物語が展開されとても読み応えのある内容でした。
これまでに登場したお茶会メンバーのお嬢様ヒロインたちや幼馴染みヒロインとの甘い青春ラブコメとは全く方向性が異なっていて、本当にガチの経営者目線のイベントが満載でした。
このマネジメントゲームで得られる経験や実績がやがて訪れる主人公の将来への糧に繋がり、ゆくゆくは雛子との関係性へも影響するのではと思うと将来的な甘々ラブコメへの布石だとは思いますけど、『頭脳ゲーム』風なゲーム模様で純粋に楽しめて面白かったです。
才女のお世話 6 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様（生活能力皆無）を陰ながらお世話することになりました (HJ文庫 さ 07-03-06) - 書籍横断検索システム
