
雨夜陽が後輩から告白された。
付き合う気がない陽は伊織と付き合っているという嘘をでっち上げて断るのだが、でまかせの嘘ではなかなか納得させられず……。
どうにか信じさせるために話し込んでいたら、陽と伊織が擬似デートをすることになってしまい!?
陽と伊織が付き合っていると装うための偽装デート。
仲の良い伊織、氷菓、陽の三人の平穏だった関係が突如として舞い込んできた偽装デートイベントとそれに伴って陽と伊織の偽恋人ムーブがツンデレ幼馴染みの氷菓の激昂ポイントを集中攻撃することになり、心中穏やかではない氷菓の目の前でイチャつく伊織と陽というラブコメの修羅場が繰り広げられていてとっても楽しめました。
氷菓にとっては伊織と長い間を一緒にいただけの幼馴染みポジションでしかないけれど、ポッと出の陽キャヒロインに伊織とデートする口実を作られて自分の目の前で楽しく過ごしている姿を見せつけられる。言い方を変えれば負けヒロインのポジションと風格。幼馴染みの強みをツンデレぶりで活かすことはできず、ただ理不尽にキレ散らかすしかできない。
【幼馴染み】×【ツンデレ】の属性を兼ね備えた氷菓のキャラクターの面倒くささとそれでも憎めないラブコメヒロインの良さがありました。
1巻を読んだときにも思いましたが伊織と氷菓と陽の距離感の着地点と3人が絡んでいるときの空気感が10年くらい前のラブコメラノベにあるlikeとloveの間を恋愛感情が行き来している様子が個人的には心地が良いので好きです。
3巻も楽しみにしています。