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働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

りゅうおうのおしごと!5

りゅうおうのおしごと!5 (GA文庫)

《あらすじ》
将棋という名の奇跡に最後の審判が下される、激闘の第5巻!
「アーロハ―♪」
遂に始まった八一の初防衛戦。挑戦者として現れた最強の名人と戦うべく常夏の島を訪れた八一だったが……なぜか弟子や師匠までついて来てる!? 一門(かぞく)旅行!?
おまけに銀子と夜の街でデート!? そんなんで名人に勝てるのか!?
あいと天衣、そして桂香のマイナビ本戦も始まり、戦いに次ぐ戦いの日々。誰もが傷つき、疲れ果て、将棋で繋がった絆は将棋のせいでバラバラになりかける。……だが、
「もう離さない。二度と」
一番大切なものに気づいた時、傷ついた竜は再び飛翔する――!!

九頭竜八一 VS 名人が盤面で繰り広げる頭脳の粋を尽くした激闘が手に取るように伝染してくる至高の将棋ラノベ。そして才能が全てを物語る将棋の世界で日々起こる、自らの才能の限界とライバルとの間に立ちはだかる力の差を実感する瞬間。将棋の世界に身を置く登場人物たちのストイックに将棋に励む姿と努力の軌跡を詳細に描きつつも、闘いの場で最後にものをいう才能の差を残酷なまでに突きつけてくる。
将棋の世界の日常を深くそして幅広く描いて楽しませてくれるので、シリーズ5巻になってもまだまだ知らないことが数多くあり、常に刺激にあふれている素晴らしい作品。

そんな将棋の世界で日々を送るキャラクターたちを活躍させてさらに楽しませてくれるのが、九頭竜八一を中心とした女性陣が繰り広げる恋愛模様。女子小学生と同棲するロリコンクズ竜王。いつも最悪のタイミングで登場する姉弟子に罵詈雑言を浴びせられる鉄板ネタ。ラブコメに突入したときの切れ味のある展開とヒロインに犯行現場を目撃された時の修羅場も抜群に面白くて存分に楽しむことができました。

英雄エルフちゃんが二人の弟子を育てます! 崖っぷちから始める世界寿命の延ばし方 Step2

英雄エルフちゃんが二人の弟子を育てます! 崖っぷちから始める世界寿命の延ばし方 Step2 (MF文庫J)

《あらすじ》
受け継がれた英雄譚。一縷の希望を残して世界は続く―――。
先代英雄ヒューイの死から五年後、世界は変わらずに“黙示録の獣”の脅威に晒され滅亡への一途を辿っていた。残された現英雄のフィオは継承を行うためにウェズリー、キリエという二人の弟子を取るのだが…「二人とも、もっと仲良くできませんか?」「こいつの言葉遣いが汚いのが悪いんです」「このガキがつっかかるのが悪いっしょ」なんだかんだでどうにかこうにか、各地を旅しながらも世界の滅びを食い止めていた。ある日、英雄の力の全てが記されている遺物“ゲオルギアの魔術書”の所在が判明し手がかりを頼りに捜索に向かった一行だったが、フィオは何かを弟子の二人に隠しているようで―。終末世界を巡る、儚く切ない英雄継承譚、希望を繋ぐ為の第二巻!

黙示録の獣が蔓延る世界で滅亡の危機に瀕する人類。窮地に立たされるなかで一縷の望みを託される英雄とわずかな希望にかける人々。世界の命運とひとりの英雄の旅路を描いた物語は、暴力的なまでに力のない人類の無力さと残酷さが克明に描かれていて、ひたすらに絶望感を味わわされる。世界のどこにも安息の地は存在せず、いついかなる時も黙示録の獣の脅威に晒されている人類の苦境が、襲われた街や村の惨状からも強烈なインパクトでもって伝わってくる。シリアスな雰囲気を突き詰めるときはとことんまで突き詰めて、平和なひと時には和気あいあいとした姿や掛け合いを楽しませる作品の構成も絶妙でした。

1巻に引き続いて読者の期待を煽るような幕の引き方で、再び人類滅亡の最大の窮地に立たされている状況のなか万作尽きかけている状況でどのような展開に運んでいくのか。1巻の頃から注目していた作品なだけに次巻かとても待ち遠しいかぎりです。

盟約のリヴァイアサン VIII

盟約のリヴァイアサン VIII<盟約のリヴァイアサン> (MF文庫J)

《あらすじ》
「ふふふふ。どうにか我―雪風の前に立つ資格を得たようだな、春臣よ」辛くもパヴェル・ガラドを討ったハルたちの前に宿敵、雪風の姫が再び立ちはだかる。どうにか勝機を見出すための時間稼ぎに休む時間がほしいと嘯いたハルは、雪風から三日間の猶予を得る。願いを聞き入れた雪風に、アーシャ、織姫の二人と共に連れてこられたのは彼女の領土、なんと月面上だった。刻一刻とタイムリミットが迫るなか、最終決戦への切り札を模索するハルたちだったが―。シリーズ最大級のスケールにしてクライマックス!至高のドラゴン・エンタテイメント、堂々完結の第8弾!!

竜殺しの力を身に秘めた若い世代が史上最大の宿敵を目の前にして最終決戦に挑む。人類の命運を握る晴臣たちの最大級の策略と総力を尽くした敵との戦いの模様も、最後の最後まで戦いの結末が読めないハイスケールな戦いを繰り広げていて、シリーズ最大級に熱かった。

晴臣たちの戦局が二転三転して流動的に優劣が移り変わる局面が戦闘中の起伏の激しい展開の連続を演出していて、戦闘シーンの読後感と読みごたえは文句のつけようがない。そして、これまで数多くの激戦をともに潜り抜けてきたヒロインたちとの間で育んできた関係性がシリーズ最終巻にして一気に爆発して、肉感的で情熱的かつラブラブな光景が惜しみなくストーリーに組み込まれていました。イラストを担当されている仁村有志の作り上げた美少女キャラたちが、純愛路線で好意に及んでいる姿がとてつもなくエロくてたまらない。美少女キャラクターたちの晴臣に向けるアプローチやその内容も個性に富んでいて、ルナの隙あらば略奪愛を企てるスタンスも織姫や羽純の正統派清楚ヒロイン路線も、エロ方面に色濃く反映されていて素晴らしくエロかったです。

いでおろーぐ!6

いでおろーぐ!6 (電撃文庫)

《あらすじ》
リア充爆発しろ! これは、非リア充の飽くなき闘争の記録である――。
「遊園地──それは恋愛至上主義の、ひとつの結晶とでもいうべき最悪の施設なのだ!」
領家の呼びかけによりGWの遊園地に乗り込んだ反恋愛主義青年同盟部の面々。完全アウェイの状況の中で調査行動を開始するが……?
「この列車のアトラクションは絶対に怪しいよ」(神明さん)
「子供向け遊具というのは隠れ蓑かも知れません」(瀬ヶ崎)
「薄暗い室内でおさわり……」(西堀)
「スピードが速い施設に何か隠されているのでは」(天沼)
「ティ、ティーカップなんかいいんじゃないかな……」(領家)
……果たして彼らは自らの道を貫き通すことができるのか!?
さらに女児の策略により高砂は10年後の未来へ、そして何故か異世界に転生!? 話題の反恋愛活動記録、第6弾登場!

短編集でしか掲載が不可能な本編への影響を無視した超展開が満載。反恋愛主義を貫き通したときの高砂と領家のifストーリー、恋愛主義にどっぷり使って両想いのまま結ばれた高砂と領家の将来を描いたifストーリー。高校生活で迎えた人生のターニングポイントをどのように迎えるかでその後の二人の人生が両極端過ぎるほどの運命をたどっていて、凄惨な光景と胸やけがするほどにラブラブな姿が一度に押し寄せてきて表現しがたい感覚に陥る。高砂と領家の反恋愛主義青年同盟部公認バカップルの煮詰まらない関係を見ていただけに、ifストーリーで本格寝取られ非処女ヒロインと化した領家が爆誕したときはトラウマを植え付けられそうになりました。

ブコメ作品でありながら肝心の主人公とメインヒロインが「リア充爆発しろ!!」だの「反恋愛主義!!」をよりどころに活動しているというややこしさが数多くのラブコメ作品のなかでも独特のエッセンスを含んでいるため、既存のラブコメ作品の型にはまらない面白さがあります。デビュー作から勢い衰えることなう人気を博しているのも納得のいく完成度の高いラブコメ作品です。

俺を好きなのはお前だけかよ 5

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《あらすじ》
最強の敵・ホースは俺を圧倒する完全上位互換キャラ。「勝負に負けた方は、二度と三色院菫子に近づかない」舞台は因縁の特異点高校野球地区大会決勝戦へと移り、『決選投票』という名のパンジー争奪戦に挑む。―どちらが、パンジーの傍にいるのに相応しいか。普通なら勝てる訳ねぇ。なぜならヤツは全てが万能で、その完璧さゆえにパンジーを『呪い』で蝕むチート主人公。だから今回も俺は『作戦』を考えた。当然とびっきり卑怯な作戦。それは、ホース取り巻きの女の子を説得して『清き一票』を奪うこと。難易度ド高めだが、やるしかねぇ―んだけど最悪なことに俺はこの勝負の直前、頼れる親友と決別しちまった。サンちゃん、俺この勝負勝てるかな…。

ここまで生き生きとした語り口をする主人公で、手を変え品を変え奇抜なシチュエーションで波乱のラブコメを巻き起こす作品はこれまでに読んだことがない! デビュー作から勢い留まることなく圧倒的な存在感を放つ電撃文庫のラブコメ作品で、間違いなくこれから先も話題作として走り抜けることは間違いない。

ブコメのはずなのにジョーロとパンジーの煮え切らない近すぎも遠すぎもしない距離感が絶妙で、学校のなかでの何気ないやり取りのワンシーンに、お互いに言葉にはしないながらも二人の関係性を端的に表現するニュアンスが含まれていて、いつもニヤニヤしながら読ませてもらってます。そして、ラブコメにおいてラブ:コメの比率も素晴らしく、ジョーロの周囲で巻き起こる恋模様にもドキドキさせられるけれど、それと同時に誰も想像しない盛大なオチで笑いを巻き起こす。もう文句のつけようがないくらいに楽しめる素晴らしいラブコメ作品でした。

ジョーロの一般的な主人公像にハマらない大胆不敵な行動にはいつも予想のつかない展開に話を運んでくれるので、読む側としても見るものが新鮮で凄く楽しめました。まだまだ終着点の見えないシリーズ作品なので、このまま行けるところまで突き進んでもらって、さらなる活躍に期待して追い続けていきたいと思います。

ライトノベル感想ブログをはじめて3年が経ちました

些細なきっかけで開設したこのライトノベル感想ブログも気がつけばこれだけ長い間続けてきたことをあらためて実感しました。

縁もあって『このライトノベルがすごい』『書店宣伝ポスター』『新刊コメント』にも使ってもらって、貴重な経験をさせていただきました。

近頃は時間が作れなかったりで更新が停滞するときもあるけれど、まだまだ止める気は一切ないのでこれからも頑張っていきたいと思います。

ぼくたちのリメイク 十年前に戻ってクリエイターになろう!

ぼくたちのリメイク 十年前に戻ってクリエイターになろう!【電子特典付き】<ぼくたちのリメイク> (MF文庫J)

《あらすじ》
僕、橋場恭也はしがないゲームディレクター。会社は倒産、企画もとん挫して実家に帰ることになる。輝かしいクリエイターの活躍を横目にふて寝して目覚めると、なぜか十年前の大学入学時に巻き戻っていた!?落ちたはずの大学に受かっていて憧れの芸大ライフ、さらにはシェアハウスで男女四人の共同生活と突如、バラ色の毎日に!ここから僕の人生を作り直すんだ―後の超有名クリエイター(の卵)と共に送る新生活がいま始まる!と、意気揚々と始めてみたもののそんなにうまくはいかないみたいで…。木緒なち×えれっとの超強力タッグによる、青春リメイクストーリー!

十年前に戻って超有名クリエイターの卵である同級生たちと共に送る生活のなかで、身近な同世代のクリエイターたちが放つ暴力的な才能の片鱗と作品にかける並外れた情熱、そんな激流にさらされる主人公の心境とお互いに切磋琢磨する光景が詳細に描かれている至高のクリエイター業界ラノベ
将来は憧れの業界でクリエイターとして活躍するために芸術大学に入学する主人公たち。そんな彼らの目指す業界の専門的な知識を身に付けるための大学での講義の内容も簡易的な演出やクリエイターの心構え、ガイダンス的なものに留められているので、ストレスもなくわかりやすい内容なために読みやすかったです。
多種多様な職種が存在するクリエイター業界なだけに各分野に造詣の深いキャラクターも存在するだけに、専門性の高い要素を含んだ物語になるけれど、その点もかみ砕いて丁寧に描かれているので全く気にせず物語の世界に没頭することができました。

そんなクリエイターたちの熱い努力を描いた物語のなかにも、同じ業界人ならではの生々しい体験談(真偽は不明)がいくつか飛び交っていて、妙な生々しさが感じられる。そのため、等身大の日常を描いた主人公たちの世界のリアリティをさらに引き上げる一因になっていて、物語の世界にのめり込む面白さがある。

これまでにラノベ業界などの数々の業界ものラノベを目にしていたけれど、間違いなく五指に入る面白さがあったことは断言できる作品なので、是非読んでみてください。