働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

世話好きで可愛いJK3姉妹だったら、おうちで甘えてもいいですか?

世話好きで可愛いJK3姉妹だったら、おうちで甘えてもいいですか? (ファンタジア文庫)

《あらすじ》
27歳の社畜・人見春輝が酔った勢いで拾ったのは、可愛いけど個性的な神待ち家出中の3姉妹だった。しっかり者なのに春輝の前ではテンパりがちな長女、小桜伊織。いつもウザ絡みで、からかい上手(自称)な次女、小桜露華。大人ぶりたいお年頃だけど行動はお子様な三女、小桜白亜。なし崩しで始まる同居生活だけど、残業も減って食生活も改善。灰色の毎日が彩り始める―くすぐったい日常ラブコメディ。

fantasiabunko.jp


社畜で仕事一筋な主人公がひょんなことから家出中の3姉妹を拾ったことでスタートする共同生活。
会社から帰宅すると帰りを待ってくれている人がいるため独り身生活にはない家族的な関係性を構築する光景を描きつつ、思春期の美少女たちとひとつ屋根の下で暮らすなかでの日常ラブコメに笑えるハートフル作品でした。

独り暮らしだと行動主体が“自分”でしかないので、どれだけ残業をして帰りが遅かろうと、料理を一切しないで食事が簡易的なもので栄養バランスが偏っていようと、自分の目にしか留まらないから自由。
そこに、3姉妹たちが自宅で手料理をふるまってくれれば食事も改善されるうえに昼食は弁当を用意してくれるし、3姉妹たちのために早く退勤しようと心がければおのずと残業も減ってくる。
3姉妹たちから主人公に与えられているものがもたらした変化を感じさせられました。もっとも、長女のバイト先と主人公の勤め先が同じで、弁当の中身が同じというラブコメ自爆テロみたいなのがたびたび起こるのは心臓にも社会的にもいろいろ危険というデメリットがあるんですけどねw

Twinboxさんが描いた美少女ヒロインを愛でつつ、ひとつ屋根の下で繰り広げられるラブコメ展開が楽しめる新作でとても面白かったです。
2巻も是非、買いたいと思います。

仕事で疲れた社畜の俺に美少女が絡んでくるのだが…… 1

仕事で疲れた社畜の俺に美少女が絡んでくるのだが…… 1 (オーバーラップ文庫)

《あらすじ》
明日のためにちょっぴり元気が欲しいすべての人へ。
社会の歯車のごとく虚無的な社畜ライフを送る俺・27歳商社マン長山誠。ある日、仕事に疲れてつい「死にたい」と呟いたのが運の尽き―俺の言葉に応じて現れたJK死神ヒナに余命一年を宣告されてしまう。何とかヒナの誤解を解くが、死の宣告を覆すには誰かと恋して結ばれるしかない!?仕事が恋人(笑)の俺は途方に暮れるが、見かねたヒナが妙な提案をしてきた。「私が恋愛指南をしてあげる!」そして、なし崩し的に始まるヒナとの同居生活。仕事の悩みを励まされ、デートスポットに連れ回され、まるで恋人のように甘えられて―。ちょっとヒナの絡みが激しい気がするけど、恋愛指南ならこれくらい当然…だよな

死に神により宣告された余命一年の運命を覆すために『誰かと結婚して子どもを授かる』ミッションを与えられることに!?
30代間近の社畜ライフで浮いた話がひとつもない主人公へ美少女JK死に神による恋愛指南がスタート。
女性への何気ない心配りのポイントやデートスポット巡りを繰り返して経験値を稼いでいるようにも見えるけれど、典型的な『木乃伊取りが木乃伊になる』ラブコメ展開が繰り広げられてますね。

余命宣告した相手を観察するために始まったアパートでの同居生活。
出会いのきっかけは「死にたい」の一言。死に神としての矜持で『命を粗末に扱う人間を許せない』といった胸中を語りつつ、『生きたいと願っていても死んでいく人間がいる』これまで見送っていた人間たちについて語る様子から、始めは主人公に対しての好意はマイナスからのスタートでした。しかし、同居生活が続き会社での仕事の様子やデートを繰り返すにつれて、主人公を慕う人間たちが語る人物像やエピソードに触れるうちに好意を抱くようになります。
これらの情景が、『余命が近づくにつれて死に神が抱く主人公への想いが強くなっていく』という感覚に陥るので、さらにラブコメ風味が強くにじみ出てくるストーリーになっていて素晴らしかったです。

さて、主人公は無事に余命宣告を回避し、結婚へのたどり着くことができるのか。新刊がとても楽しみです。

仕事で疲れた社畜の俺に美少女が絡んでくるのだが…… 1 (オーバーラップ文庫)

仕事で疲れた社畜の俺に美少女が絡んでくるのだが…… 1 (オーバーラップ文庫)

  • 作者:疎陀陽
  • 出版社/メーカー: オーバーラップ
  • 発売日: 2019/11/22
  • メディア: 文庫
フレイム王国興亡記 1 (オーバーラップ文庫)

フレイム王国興亡記 1 (オーバーラップ文庫)

  • 作者:疎陀 陽
  • 出版社/メーカー: オーバーラップ
  • 発売日: 2014/04/24
  • メディア: 文庫

精霊幻想記 15.勇者の狂想曲

精霊幻想記 15.勇者の狂想曲 (HJ文庫)

《あらすじ》
勇者坂田とリーゼロッテ、まさかのお見合い!?
―かくして、積年の復讐は果たされた。ルシウスを自らの手で屠ったリオは、誘拐されていた王女姉妹の保護を決めるが、そこに待ったを掛ける人物が一人。「俺はそこの王女二人よりも貴公が欲しい」意外な人物による勧誘に対して、リオが下した決断とは?一方、婚約者であるフローラが消息を絶ったことで、勇者坂田は以前から気に入っていたリーゼロッテを自らの第三夫人にと望み、結果として国を巻き込んだ見合いの席が設けられることに―!

国の行く末に絡んでくる、勇者“坂田”とリーゼロッテのお見合いの席。
幼少期から抱き続けていたルシウスへの復讐を果たし、誘拐されたフローラとクリスティーナを無事に保護したリオは次なる目的地に向けて行動を開始。

要約すればこの二点を中心にして各キャラクターの視点でストーリーが進展していく内容ではありましたが、改めて読み終わってから全体を俯瞰してみると、ほとんど大きな進展もなかった感じでした。
フローラもクリスティーナはリオが幼少期にスラム街で暮らしていた頃の様子やその後の学院での出来事に少なからず関係している間柄で、ルシウスへの復讐を遂げたのちに彼女たちとの過去の遺恨にも話をつける流れになりました。『精霊幻想記』という作品自体がキャラクター間の細かな過去のやり取りやエピソードを大切にしていることはよくわかるけれど、そこに比重がかかり過ぎていることが原因なのかストーリーの進展が遅々として進まないため変化が感じられないため読後感がとても薄くなってしまっていると思います。
元々が好きな作品だから許容できるけれど、『次巻はどんな展開になるのだろうか!』といった期待感にも直結するので少し残念でした。

精霊幻想記 15.勇者の狂想曲 (HJ文庫)

精霊幻想記 15.勇者の狂想曲 (HJ文庫)

神童勇者とメイドおねえさん3

神童勇者とメイドおねえさん3 (MF文庫J)

《あらすじ》
ナギの怪しい夜なべ仕事を巡る騒動や屋敷全体を巻き込んでの酒盛り響宴もありながら、少年と四人のおねえさんの日々は続く。武闘大会で出会ったシオンに瓜二つの少年、ノイン。彼の正体を探るべく、シオンは己の足枷となっている魔王の呪いに関して調査を開始した。参考文献の買出しに出かけたアルシェラ達は、街中で一部の貴族が始めた亜人を主な対象とした『奴隷反対運動』を目にする。数日後、シオンの屋敷に訪れた商人が紹介してきたのは二人の幼いハーフエルフ、偶然にも渦中の存在である奴隷だった―。辺境で穏やかに暮らす最強の神童少年と、四人のおねえさん達のラブラブ同居生活、世界が動き始める第3弾!

かつて君臨していた魔王の正体が世界を救った勇者の成れの果て。魔王を倒した際にかけられた呪いが原因となり、徐々にその深淵に飲み込まれていくこととなる。
逃れられない因果に囚われてしまった神童の少年シオンの身に起きた異常の正体も明らかになりつつあり、シオンの穏やかな暮らしを裏で脅かそうとする勢力の暗躍と戦いにより、世界が動き始める。
おねショタでエロエロなラブコメ生活と世界の破滅と救世をかけた激闘が熱いファンタジー作品で今回も素晴らしい内容でした。

どんな薬も適量であれば人の体を癒すけれど、過剰になれば毒にもなる。
人類にとっては救済の力と呼ばれる聖剣の力も、人類に牙が向けられれば……。
そんな理論の展開でこれまでの聖剣に関する固定概念を逆転させる発想の飛躍により、ドンドンと物語に深味が生み出されていきます。始めは聖剣を回収していけばシオンの辺境での暮らしを脱する手がかりを得られると思っていたので、こんな予想外の切り口から覆されるとは思いもしなかったです。
これから先、どのような結末をたどっていくのかも非常に楽しみです。

余談ですが、表紙はシオン×フェイナですが、メインのエピソードから鑑みればイブリスが妥当かと。
イラストを担当されたぴょん吉さんの描く女性キャラの質感は好みのドストライクなので、フェイナでもイブリスでもぶっちゃけどっちでもいいんですけどね。


僕の知らないラブコメ (MF文庫J)

僕の知らないラブコメ (MF文庫J)

このラノ2020の感想やら自分の投票した作品の順位やら

murabito1104.hatenablog.jp

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弱キャラ友崎くん 総合部門
幼なじみが絶対に負けないラブコメ 総合 新作部門
継母の連れ子が元カノだった 総合 新作部門
お隣の天子様にいつの間にか駄目人間にされていた件 総合 新作部門
友達の妹が俺にだけウザい 総合 新作部門 
ぼくたちのリメイク 総合部門
クラスメイトが使い魔になりまして 総合 新作部門
撃ち抜かれた戦場はそこで消えていろ 新作部門
あまのじゃくな氷室さん 総合文庫&単行本・ノベルス部門 

選んでいた作品のほぼ全部が何かしらにランクインしていてホッとしました。

七つ魔、よう実、夏へのトンネルはまだ読んでいないので年末の休暇中に消化していきたいと思います。

他文庫部門全作品もSNSでの話題度や内容を考慮しても納得ですね。

これからも新作をガンガン読んでいきたいと思います。

よろしくお願いします。

友達の妹が俺にだけウザい3

友達の妹が俺にだけウザい3 (GA文庫)

《あらすじ》
待ちに待った夏がやってきた!「ってわけで夏休みはよろしくお願いまーっす!」「カノジョの権限、どんどん使うね」夏休みの間は通学せずに効率的に“5階同盟”の作業ができると喜ぶ明照をよそに、部屋に入り浸る気マンマンの彩羽と彼女ヅラで押しまくる真白の猛攻は留まる気配を見せるどころかますます加速していく。そんななか、とある事情から明照が“紫式部先生”との結婚を決めたことで、彩羽と真白は嫉妬と混乱の渦に。トラブル続きの“5階同盟”は、カオスな状況のまま慰安旅行で海に行くことになるのだが…。重版続々の大人気いちゃウザ青春ラブコメ、夏休み回の第3巻!!

ga.sbcr.jp

“5階同盟”に燻るクリエイターたちの火種が表面化されつつ、ウザ絡みしてくる彩羽やカノジョ権限でグイグイ攻めてくる真白とのイチャイチャラブコメが繰り広げられる夏休み回。

紫式部先生こと影石菫のイラストレーター人生を左右する結婚騒動。
結婚して家庭に入ればイラストレーターとしての活動も制限され、ひとつの才能が損なわれる事態になり、手っ取り早く偽装結婚をでっちあげることになりました。
そんなことしたら、彩羽や真白あたりが嫉妬に駆られて修羅場る光景が目に浮かびますね。
恋人アピールをするためのデートやら水着を買いにショッピングに行くやらで、さらに彩羽&真白のグループLINEが鬼のような頻度で通知が飛び交っていて二人の内心が容易に想像ができました。

影石菫ルートの確立は彼女の人生観や大人としてのスタンスを鑑みれば彩羽や真白の対抗馬として君臨することは十中八九ないとは思うけれど、恋するJKたちが意中の男性の周りの女っけに感情が激しく揺さぶられているのは最高に青春ラブコメしていてたまらないです。
ストーリーが進んでいくにつれて、並々ならぬ思いで5階同盟として、そして、ひとりの女性としての想いが強くなっているのが彼女たちの行き方に見え隠れするので、この青春ラブコメがどのような方向に進んでいくのか。今後の展開が楽しみです。

既成事実だけで言えば、照明×彩羽は同じ布団で寝たのだから僅差でリード。3巻のクライマックスの展開も踏まえれば彩羽の完全勝利にチェック。
ウザ絡みヒロインの良さにハマりつつある自分としては彩羽推しなのでもっともっと既成事実を作ってほしいところです。

友達の妹が俺にだけウザい3 (GA文庫)

友達の妹が俺にだけウザい3 (GA文庫)

友達の妹が俺にだけウザい (GA文庫)

友達の妹が俺にだけウザい (GA文庫)

友達の妹が俺にだけウザい2 (GA文庫)

友達の妹が俺にだけウザい2 (GA文庫)

異世界サバイバル ~クラスから追放されたけど、スキルの力で生き延びる~

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《あらすじ》
動物好きの高校生、仁飼睦樹は突然クラスメイトと共に異世界の密林に転移してしまう。生徒たちにはまるでゲームのような『スキル』が与えられており、危険なモンスターを撃退できるスキル持ちは皆から頼られていた。だが睦樹のスキルは「動物の言葉がわかる」というだけの微妙な能力だったため、周囲からは馬鹿にされ、生徒の集団からも追放されてしまう。ピンチに陥る睦樹だったが、実はこのスキルがとても役に立つことが判明し―!?チート級のスキルを武器に、異世界でのサバイバルが始まる!

集団で異世界に転移してゲームのような『スキル』を手に入れてサバイバル生活を始めたら……。まるでモデルケースのような人格の豹変ぶり。日本でごく平穏な日常では表に出ない内面の部分が、異世界に蔓延る危険なモンスターの存在や絶大な力を与えられたことにより自尊心が肥大化し、より人間性が浮き彫りになっていました。
また、思春期真っ盛りの高校生男女の間にある色恋沙汰や陽キャ陰キャを線引きしたクラス内カーストなどの人間関係も、異世界での集団生活にも色濃く影響を及ぼしていて面白かったです。異世界に来て倫理観や理性のブレーキが壊れ始めた高校生たちが感情の赴くままに行動し始める姿には、ある種の人間関係の縮図が描かれていていました。

かつての日本の高校ではクラスの輪から外されるようなポジションにいた主人公が異世界に転移してからのサバイバル生活を描いた作品ですが、展開はとてもサクサク進んでいき読みやすい構成となっています。
それでいて、まだまだ謎の多い異世界をあてもなくさまよわせることもなく、きちんと主人公たちの進むべき指針も定められているため、物語がとてもコンパクトにまとまっていました。程よい読後感もあり、異世界の密林を脱出したあとの主人公たちが次なる未開の地でどんな冒険をするのか楽しみにさせられる内容になっていました。