働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

俺と魔物の異世界レストラン (2)

俺と魔物の異世界レストラン (2) (MF文庫J)

《あらすじ》
魔界のレストラン「フォリオーズ」で唯一の人間スタッフとして働くアーウィン。夏のお祭りが開催され、屋台の出店で「フォリオーズ」知名度UPのために奮闘する最中、なんとアーウィンはアンデッド化する呪い(余命一週間)にかかってしまう。魔物の仲間入りを祝福する周囲に反し、アーウィンは人間として生きるためになんとか呪いを解く方法を模索。だが、やっと見つけた呪いの解除方法は、とてもアーウィン一人で太刀打ちできるものではなく、リーラやマチルダら店のスタッフの協力が不可欠。アーウィンはこのままアンデッド化を阻止することができるのか―。常識破りの異世界レストランコメディ、明るく、楽しく、ブラックな第2弾!

魔物と人間が共存する社会で魔物のレストランで働く唯一の人間スタッフ……。接客相手は魔物がメインなだけに、血の気の多いお客様が相手だったり街中で呪いにかけられて余命宣告されるし、こんな就労環境に生身の人間がいたら命がいくつあっても足りる気がしない。常在戦場、銃刀法完全無私のデンジャラスな展開に満ち溢れていてとにかく絶対にこんな場所では接客業はしたくないですw

作品全体の印象としては、魔物と人間の交流がある世界ではあるけれど、行動範囲の拠点が魔界のレストランなところと人間スタッフの主人公の名前も“アーウィン”で漢字ネームのキャラクターが存在しないのもあって和風な要素を認識する部分が薄いので異世界感が強かったです。

イラストを担当しているSyrohさんはカラーもモノクロも全体的にヒロインのイラストをメインに描かれていて、読んでる側としては吸血鬼のリーラちゃんの表情豊かなイラストを楽しめて凄くよかったです。