働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

今日も俺は暗黒幼馴染に立ち向かいます。 魔法使いたちの望みと願い

今日も俺は暗黒幼馴染に立ち向かいます。 魔法使いたちの望みと願い【電子特典付き】 (MF文庫J)

《あらすじ》
将来を嘱望される天才魔法使い『四大召喚士』近衛ミキヤは六年ぶりに帰国し転入した神智魔法学園で幼馴染と再会した。
ごきげんよう――天才魔法使いの泣き虫ミーくん」
「うわああああああああああああああああああああああ!」
武装召喚士』柊シガノ――幼いミキヤに数々のトラウマを植え付けた暗黒幼馴染にしてもう一人の天才魔法使い。
「あなたが生徒会長選挙に立候補すると聞いたから、私も立候補することにしてあげたの」
師の命令により生徒会長を目指すミキヤの前に、再びシガノが立ち塞がる!
前途洋々だった学園生活は何処へ。
クールな幼馴染の、ちょっぴり過激で意地悪な愛情表現に立ち向かえ……!!

『魔法とは意思の力だ。意思とは願いであり、願いとは望みであり、望みとは祈りだ』
天才魔法使いとして本場欧州はドイツの名門学院に留学していた近衛ミキヤが日本に帰国。そこで待ち受けているのは、暗黒幼馴染みにしてもう一人の天才魔法使いが現れました。
暗黒幼馴染み……、黒髪ロングで主人公にトラウマを植え付けるドSなヒロイン。でも主人公の妹いわく『メッチャ大好きで好意の裏返し』らしいです。
そんな好意の裏返しによる愛情表現がとっても愛らしくて中毒性のあるラブコメ展開がたまらなくハマります。葉村作品はヒロイン枠のキャラクターの愛情表現が天井突破していて、他のラブコメ作品とは一線を画しているのが特徴的ですね。ボディタッチや性的アピールも『攻撃は最大の防御』風に徹底的に攻めていくうえに、常に主人公とのラブコメ展開で主導権を握り続けるところが最高。
そして個人的には、主人公のことが底なしに大好きな暗黒幼馴染みが天才魔法使いにまで至ったのは幼少期に柊シガノのもとから遠ざかり、遠い異国の地に旅立った幼馴染みのことを想った『意思の力』なのだと思うと、柊シガノのヒロインとしてのポテンシャルのヤバさが伺えますね。
やっぱり葉村さんのラブコメは最高でした。文句なしにおすすめのラノベです。


オタギャルの相原さんは誰にでも優しい (MF文庫J)

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