《あらすじ》
大海を支配する美少女魔王を相手に魔王使いが無双する!!
魔王を従わせるジョブ『魔王使い』に覚醒し、二人の魔王を仲間にしたルイン。
封印された魔王の探索に加えて、彼は国造りに必要な人材集めを開始することに。手始めに、腕の良い技術者を勧誘するため港町に立ち寄ったルインだったが、付近に大海を制する支海の魔王・アンゼリカが封印されていると気が付く。
二つの調査を同時に行う中、ルインは国の兵を引き連れた勇者が魔族に宣戦布告するという最悪の事態に巻き込まれてしまって――
魔王を仲間とした最強の少年は、一国を相手に圧倒無双する!!
勇者パーティーを追放された『魔王使い』のジョブを持つレイン。人間と魔族の争いの原因である全ての魔王を従えようと動き出す旅路で、人間と魔族の間にある確執を目撃し、勇者パーティーを差し向けて魔族の討伐に積極的な国の意向からは長年の歴史が積み重ねた魔族に対してのごく自然な嫌悪感のようなものが感じられました。
『魔王使いの最強支配』という作品の世界観、各地の魔王の存在、国を陰から操りレインたちに敵対姿勢をとる第三勢力。『ファンタジー』『魔王』『追放もの』となると個人的にはかなり王道路線の作品ではあるけれど、これらの素材をきちんと調理できて、「物語にワクワクできる」「読んでいて楽しい」「面白かった」と思えるクオリティに出来上がっているのはやっぱり作者の技量なんだなって感じました。
ついでに、従える魔王が増えていくにつれてヒロイン率が上がってラブコメ＆ハーレム的掛け合いが自然と増しましになっていくのも良い。
3巻が楽しみです。
