働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

エンド・オブ・アルカディア2

《あらすじ》
《アルカディア》の破壊から2か月。秋人とフィリアたちは慣れないながらも手を取り合い、武器食料の補給や基地の防衛に追われていた。そんな中、原因不明の病変〈エラー517〉に倒れる仲間が続出。さらにテレサ社の大攻勢で追い詰められた秋人たちは、基地を捨て外の世界に踏み出す覚悟を決める。
身体の不調を隠して最前線へと向かう秋人。そのバディに名乗りを上げたのは彼の幼馴染・玲奈だった。フィリアに対抗心を燃やす彼女は、秋人への諦められない想いを胸に秘めていて――。
800kmの荒野を14日間以内に踏破せよ。少年少女たちの生死を賭けた行軍が始まる!

人を殺し続ける悪夢のシステム“アルカディア”の破壊によって手に入れた一時の平穏。
テレサ社から幾度となく繰り返される侵攻。原因不明の病変。徐々に底を尽き始めてくる資源。
秋人&フィリアたちが“アルカディア”のシステムから抜け出し自らの足で世界を歩み始める決断をした一方で、“アルカディア”の破壊がさらなる窮地に陥る状況を作り出していている。
ここでとるべき正しい選択は? テレサ社からの侵攻を乗り切る手立ては? 窮地を脱出することはできるのか?

秋人たちが過ごす世界の全貌もいまだ不透明な部分があるなかで後戻りのできない選択を迫られ、それでも目の前の窮地で最善の選択を求められるギリギリの局面。危険にさらされる身近な仲間たちの命をベットして、それでも困難な状況に立ち向かう手に汗握る熱い展開が繰り広げられていて、2巻も文句なしに面白い作品でした。



bookwalker.jp