《あらすじ》
累計650万部突破！ 大人気の「自衛隊×異世界」ファンタジーの海上自衛隊編、文庫化第５弾上巻！ 海賊国家アトランティアに囚われた姫君プリメーラ・ルナ・アヴィオンの救出に成功した海上自衛隊の江田島五郎一佐と徳島甫二曹。時を同じくして、陸上自衛隊一等陸尉伊丹耀司一行もまた特地へとやってきていた。碧海の平和を取り戻すため、極秘の共同作戦を開始する徳島達。だがそれに対し、アトランティア宰相の石原莞吾は窮地を凌ぐための策を用意していて――？累計650万部突破！ 大人気の「自衛隊×異世界」ファンタジーの海上自衛隊編、文庫化第５弾下巻！ 混迷を極める碧海の情勢。そんな中、日本が帝国から委譲された特地の諸島がアトランティア軍に侵略される事態が発生した。これに対し、日本政府は即座に自衛権を発動する。アトランティアが崩壊の道を突き進む一方、伊丹と合流を果たした徳島と江田島は、極秘作戦中に思わぬ敵と相対することに。彼らに襲いかかったのは、仲間の身体を乗っ取って潜伏し続けていた恐るべき堕神だったー―！
日本と異世界を繋ぐ門が及ぼす影響は日本国内にとどまらずに世界各国にまで波紋を呼び、水面下では日夜人知れず諜報、世論操作、妨害工作が繰り広げられている。
『価値を知らなければ、それは価値がないものである』
異世界に眠る資源が秘める可能性。それが世界の情勢を一挙に塗り替える切り札になりかねない。
異世界で出会った人たちとの旅路。日本と異世界を繋いだことでお互いの世界の変わり続ける日常。渦中の騒動の中心となる日本を軸にして壮大なスペクタルで繰り広げられている世界各国との激しい攻防が、素人目にはかなり踏み込んだ政治的なワードの応酬もあって生々しさと臨場感ある展開ですごく読みごたえがありました。
この作品においては、『もしも、現実に異世界と繋がることになったら……』と想像させてくれる等身大の世界が魅力的で、異世界をテーマにした作品のなかでも一番好きな作品なので読むのをとても楽しみにしている作品のひとつです。今回も凄く面白かったです。
前作で登場した伊丹、レレイ、テュカ、ロウリィたちも段々と登場頻度を増してきて、好きなキャラクターたちだったのですごくうれしいです。
