働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

才女のお世話 5 高嶺の花だらけな名門校で、学院一のお嬢様(生活能力皆無)を陰ながらお世話することになりました

《あらすじ》
「私……伊月のこと、もっと知りたい」
『好き』に悩む雛子はその答えを求めて伊月と同棲を始めることに!?

百合の言葉によって『好き』という想いに悩み始めた雛子。そんな時、苦手な相手である兄の琢磨が屋敷にくると知った雛子は、避難先に伊月が以前住んでいたオンボロアパートを選んで!?
「伊月がどんなふうに暮らしていたのか……私も経験してみたい」
残り短い夏休みを普段と違う場所で過ごす中、雛子と伊月それぞれの想いも形になり始めて――
商店街デートや台所で並んで料理など、雛子と伊月(+静音さん)の同棲生活が始まる、お嬢様とお世話係の恋物語、第5弾!!


雛子のなかに芽生え始めた伊月への『好き』という感情。
伊月がかつて住んでいたアパートへ訪れ、伊月が育ってきた生活に触れ、伊月が見てきたもの感じてきたもの追体験していき距離を縮めていく。一方で、ごく普通の庶民の高校生からお屋敷勤めになった主人公が、かつてのクラスメイトと再会し戯れているなかで感じ始めたすれ違いの正体。
伊月の過去と現在にスポットを当てた物語が中心に描かれていて、雛子が抱く恋愛感情が歩む方向性を伊月の幼馴染みの百合がマンガを通じて示すことで、世間知らずなお嬢様に年相応の青春のスパイスを加えられ、新たな恋物語へとステップアップする姿がとても良かったです。
お嬢様とお世話係。主従の関係性だった二人が、これまであたりまえに繰り返してきたお世話が恋愛感情をトリガーに異性を意識し始めて距離感を図りあぐねているシーンなんかは最高でした。
お嬢様の雛子とお世話係の伊月の恋物語が今後どのような方向に進んでいくのか続きが楽しみです、


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