働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

継母の連れ子が元カノだった10 手を伸ばせれば君がいる

《あらすじ》
再び恋人同士になった結女と水斗は――浮かれていた。一つ屋根の下に恋人がいる新しい日常に!
両親に隠れてイチャつき、「もう少しだけ……独り占めにしたくて。ダメ?」友達にもしばらくは内緒。
秘密の関係を噛みしめる一方、“家族”としてのボーダーを超えられない環境に焦れてもいた。
バレンタイン・ホワイトデーは恋人らしく楽しんで、期末試験を支え合って乗り越えても、お互いにあと数センチ手が伸ばせず……。
「結婚記念日だからね。遅めの新婚旅行に行こうと思うんだ」
 ついに訪れる、両親不在の三日間。
でも――自分から誘ったら負けなのでは!? 恥じらいと意地、根比べの行く末は!

好きな相手とどこまで関係が進んだか。
高校生たちの恋バナがきっかけで時には現状の関係性に焦燥感を抱かせ、またあるときはさらなる恋のアプローチを加熱させる。
義理の兄妹、幼馴染み、先輩後輩。それぞれの恋人たちにとって育んできた思い出や距離感があって、少しずつ勇気を出して段階を踏んでいくことでまた一歩恋人としての距離を縮めていく。
結女と水斗の二人が繰り広げる元恋人だけど義理の兄妹というファンタジックな恋愛模様が進展する舞台裏で、二人の友人たちが繰り広げている等身大のスケールの恋模様もまた他に劣ることのない清々しいシーンが満載で、読んでいて凄くドキドキさせられる内容でした。
フィクションにおける『The 高校生』といった雰囲気のピュアな想いが飛び交う青春なところが良かったです。
すごく大好きな作品なのでいくところまでいってほしいです。



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