働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

察知されない最強職12

《あらすじ》
想像もしなかったなりゆきで、たったひとり異世界のとある場所へと戻ってしまったヒカル。そこは存在自体が「おとぎ話」とも言われるようなダンジョン「ルネイアース大迷宮」だった。ヒカルをここに連れてきた張本人であるソアールネイ=サークは、今いる場所がちょうど大迷宮の中間であると言い、さらに深く潜れば「魔術の真髄」を見ることができると促すが、ヒカルは日本にひとり残したラヴィアが心配で、地上を目指す。大迷宮は自然を模した巨大空間になっており、ヒカルはそこでさまざまな生き物と宝箱を発見することになる。その大迷宮にはモンスターを討伐するべく獣人王ゲルハルトが先遣隊を率いて乗り込んでいたのだった。

異世界と日本の行き来を可能とする“世界を渡る術”の存在。日本から異世界へと帰還したヒカル、日本に取り残されたラヴィア、『彷徨の聖女』として崇められるポーラ。ヒカルの力により各々が卓越した能力を持ち、ヒカルの庇護下を離れたなかでも目的をもって行動を起こし日々を過ごしていく。
異世界と日本をつなぐ世界を渡る術の探求、東方四星のメンバーとの再会など。これまでのシリーズに無いくらいに主要キャラクターたちの各視点から物語が展開されていて、シリーズが進むにつれてより物語の核心に迫り新たな事実が明らかになりワクワクする展開を見せてくれるおもしろさがあり、とても読みがいのある1冊でした。
それと純粋にこの作品自体が好きなので、1冊全体を通して描かれるキャラクターたちの掛け合いやダンジョン攻略に挑む冒険劇がまんべんなく面白かったので全てにおいて満足です。
もうすでに完結に至るまでずっと追い続ける姿勢で読んでます。メッチャ推しの異世界ファンタジー作品です。


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