《あらすじ》
異能を人に与えることが出来る唯一の教育機関・選英学園。1年C組に所属する雨森悠人（あまもり ゆうと）は【学園をぶっ潰す】ことを目標に掲げた組織【夜宴（やえん）】を発足。来たるべき時に備え、まずは1年全体を掌握するため、闇に潜み動き出す――。
ついで、部活動が必須だと知った雨森は文芸部に入部する。そこで出会ったのは1年B組に所属する美少女・星奈蕾（ほしな つぼみ）であった。自分とは正反対の純真無垢な心を持つ星奈に雨森は興味を持つが、どうやら星奈はクラス内でいじめられているようで――？ さらにB組のボス・新崎康仁（しんざき やすひと）より【闘争要請（コンフリクト）】が持ちかけられる。内容は【殺し合い】、報酬は【星奈蕾】で――？ 無能を演じる怪物が学園を影から支配する暗躍譚、第２幕！
学園をぶっ壊すために無能を演じ、組織を発足し、有力な仲間を引き入れる。
ダークヒーロー気質な主人公は格上の異能力者を相手にも噛みつき、戦いの舞台に上がる前に既に全てを掌握して勝利へと導く。
大きな野望を成し遂げるために立ちはだかる障壁をものともせずに全て薙ぎ払うかのような主人公の圧倒的な強者ムーブと【異能力】×【学園バトル】の二つのジャンルを掛け合わせた物語が中二病を刺激してくれて最高でした。
異能力同士の相性が戦局に影響するのはもちろんのこと状況次第ではジャイアントキリングも可能となる舞台で、異能力者同士が死闘を繰り広げるなか戦局が流動的に移り変わって一進一退の攻防を繰り広げるところも熱すぎです。
この物語が創り出す主人公が野望を成し遂げるまでの軌跡をぜひともクライマックスまで読んでいきたいです。
