働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

察知されない最強職(ルール・ブレイカー) 13

察知されない最強職(ルール・ブレイカー) 13 (ヒーロー文庫)

《あらすじ》
存在自体が伝説とも言われている「ルネイアース大迷宮」が復活した。その第37層から脱出してポーンソニアの王都に戻ったヒカルはポーラと合流できたが、日本に残されたラヴィアに再会するために発動させた「世界を渡る術」は、失敗してしまう。
そんなヒカルたちの前に現れたのはマンノームの3人組。彼らはヒカルとポーラをマンノームの隠れ里へと案内するのだが、その里は外界から隔絶された大洞窟の果てにあった。
マンノームは「ソウル」のエネルギーを利用してきた一族であり、「魔力」の利用は最小限にとどめるべきと主張していた。「世界を渡る術」はサーク家の魔術、つまり大迷宮の復活によって妨害されているらしかった。ヒカルはその妨害を阻止するために新たな戦いを挑むのだが…。
一方、「ルネイアース大迷宮」に大きな動きがあった。ソアールネイ=サークによって、大迷宮が周囲の魔力を莫大に消費し始めたのだ。これは「ソウル」の真理を追究するマンノームも感知するところとなり、大騒ぎになる。このまま魔力消費が続くと世界のバランスが崩れるといい、その「ソウル」と「魔力」の争いこそがマンノームとサーク家との争いの歴史でもあった。
ヒカルは状況を確認するべく、マンノームの里を抜け出して迷宮のある聖都アギアポールへと向かう。
そこで見たのは、宙に浮かぶ巨大な島……「大迷宮」が空中に浮かんでいたのだった。
「ルネイアース大迷宮」が「世界を渡る術」の発動を妨害しているのならば、ヒカルはなんとしてでもソアールネイに会って、妨害を阻止しなければならない。
そしてラヴィアとの再会を果たすのだ。ヒカルは教皇ルヴァインやアインビスト軍副盟主のジルアーテと協力しつつ浮遊島となった大迷宮へと渡る手段を探すのだが……。

「世界を渡る術」により繋がった日本と異世界。
日本に取り残されたラヴィア。異世界で「世界を渡る術」の真相へと近づき行動を続けるヒカル。
剣と魔法のファンタジー世界と現代日本の世界が交錯する冒険譚は自分にとっての理想的な異世界ファンタジーの世界が表現されていて、「現代日本で異世界の魔法が存在したらどんなことができるんだろう」と想像を膨らませるような展開もあり、現代日本に取り残されたラヴィアの活躍によって成し遂げられる成果がとことん楽しみでしかたがないです。
そして、これまでの長い旅路で教皇ルヴァイン、アインビスとのジルアーテなど、国家の中枢から末端の冒険者まで数多くの仲間たちとの繋がりを作り、ヒカルの固有スキルによる隠密行動で周囲に知られずフラっと立ち寄って会話を交わすシーンが主人公のチート性能を感じさせてくれます。そんな行動力とコネが主人公の達成目標をスピーディーに導いて、世界に訪れる変革の兆しにいち早く行動を起こして困難に立ち向かう姿が描かれる。
主人公のチート性能が日常・戦闘ともにフルパワーで活かした活躍ぶりも楽しませてくれるので、シリーズ13巻の長編作品ですけどいつまでも楽しく読める作品です。

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