《あらすじ》
「ちょっと悪い」委員長ラブコメ、早くもお泊まり編！（早すぎ!?）
体育祭を経て、恋人になった俺と吉野さん。屋上で駄菓子パーティーしたり、繁華街の癒しスポットを開拓したり、些細な時間がすごく楽しい。
そんなある日、映像編集の腕を買われて、後輩の（売れない）アイドルの「ＪＫコンテスト」を手伝うことに。動画を毎日アップするのは正直大変だけど、吉野さんも一緒なら夏休みに伊豆に合宿――お泊まりイベントも発生するということで……！
けどコンテストには、俺の苦い過去を知る人物も参加していて……。
素顔を見せあう二人でも、好きだからこそ見せられない顔もある。それでも……やっぱり大切だから。不器用に、だけど着実に二人の距離が縮まる第２巻。
無事、恋人になった辻尾君と吉野さん。
二人が一緒にいる時間はごく普通の学校の中だったり、一緒に出掛けたり。ほんの些細な何気ない日常の瞬間も好きな人と一緒にいることに幸せを感じ、ほんのわずかな時間でさえもいっしょにいられることに幸せを感じたり。
交際をはじめて間もない、恋していることに恋をしているような幸せいっぱいな二人の様子がとっても清々しいくらいで、読んでいて清涼感のある青春ラブコメが最高でした。
機会に恵まれた二人が活動の一環でクラスメイトたちと一緒に外泊することとなって、これまでにない日常を恋人と一緒に過ごすことができ、まさに『高校生らしい青春イベント』な様相を描いた展開もあって、申し分ない物語でした。
辻尾君と吉野さんの距離が縮まるにつれ、お互いの存在が深い部分での心の支えとなって成長していく先、どのような関係性へと着地することになるのか続きがとっても楽しみな作品です。
