本格的名探偵が導き出した事件の結論により、世界の破滅への扉が開かれる！
主人公たちのごく普通の青春を満喫する最中に突如舞い込んでくる怪事件。鬼の伝承が残る離島。混迷を極めるほどに空想上の存在である“鬼”の犯行説が濃厚なものとなり、翻って本格的名探偵の思考により世界の破滅へとカウントダウンが始まる。
それでも、真実は人間による犯行へと帰結していき、ミステリーとして事件の展開を楽しめながらもファンタジーテイストな空想上の存在とのハラハラする戦いがが楽しめ、ちょっぴり高校生男女の青春が描かれている作品でとても読み応えのありました。
ラノベを通してミステリーに触れる機会はこれまで少なかったですけれど、事件の真相を読者目線で読み進めるなかで読み解けなくても、事件の展開の一つひとつに一喜一憂して楽しむことができました。
