夢は、諦めなければ絶対に叶う!……よね?プリティアオーディション開幕!
「獲りに行くぞ、由美子の夢を」
声優として経験を積んだ由美子は、遂にプリティアのオーディションへ。だが、 競争率は凄まじく高く、強力なライバルは大勢いて――。
「わたしも受けるわ、次回のプリティアを」
「今年は自信あるの。今までで、一番」
運命共同体の千佳、頼れる先輩の乙女。共に演じる仲間になるか、同じ役を争うか……。分からないけれど、今回だけは譲れない!
決意を胸に挑んだ由美子に待ち受ける結末は、意外なもので!?
「あなたの夢を――、我々にください」
シリーズ最大の夢へ挑戦する、青春声優ストーリー・第12弾!
由美子が小さい頃からの夢をかなえるために挑んだプリティアのオーディションがシリーズ最大級に声優人生を左右する超絶鬱展開に突入して地獄を目の当たりにすることになるとは思いませんでした。
憧れを抱いて続けてきた声優にとって、夢を掴み取る瞬間の希望と絶望に振り回されて夢と現実の間に挟まれる瞬間。
これまでのシリーズを通して由美子と千佳がお互いを励ましあいながら鼓舞して声優としての活動に邁進するキラキラした姿や凄まじい熱量で声優としての仕事をこなす熱い展開にいつもワクワクさせられながら読んでいましたけれど、今回はさすがに声優という一人の演者がましてや高校生が直面するには【夢と現実】が重すぎて読むのが辛かったです。
誇張抜きに今回の由美子と千佳の友情が心に響きすぎて、クライマックスのシーンは泣けました。
由美子というキャラクターにもっともスポットのあたった1冊になっていて最高の1冊だったと思います。
