働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

お前らどれだけ俺のこと好きだったんだよ!

お前らどれだけ俺のこと好きだったんだよ! (GA文庫)

《あらすじ》
「俺を側に置きたい?…何故だ!?」初めての恋人に僅か一週間でフラれた芦宮隆人は、かつて交流のあった学園のカリスマ、才媛の後輩―月ノ瀬白雪に秘密の部屋へ誘われる。(コイツ、まさか俺に気が―!?いや、単にからかうつもりか…!?)失恋をイジられてなるものかと身がまえる隆人。かたや、隆人に恋人ができたショックで寝込むまで己の恋心に気づかなかった白雪は、素直になりきれず、隆人から告白させようと恋の駆け引きを仕掛けていた!!(失敗したぁあ。わたしのばか―!)白雪は隆人へと迫るが、恋愛経験と知識に乏しく気づかれない!?恋愛に疎過ぎる才女たちとの駆け引きラブコメ『告白待ちバトル』開幕!

失ったときことがきっかけで芽生えた三人のヒロインの恋心が絡み合う告白待ちバトルラブコメ
恋愛初心者なヒロインたちがこぞって主人公である隆人に好意を抱きつつも、自分から攻めに転じられずに受け身に徹するヘタレぶりと恋心を自覚しない鈍感ぶりに拍車がかかっていて、とてつもなく面倒くさい学園ラブコメでした。
始めての恋人とわずか1週間でフラれた主人公の傷心に付け込んで攻めに転じれば夢の恋人関係になれるにもかかわらず何故攻めないのか。各キャラクターの視点で日常シーンが進行していくため感情の機微や告白を誘うための細かいとラップが包み隠さず描かれていて、それに対する主人公やヒロインたちのリアクションが視点を変更させて詳細に描かれていているため、余計に数々のチャンスを不意にしている姿が滑稽に映っています。
恋愛は戦争。勝つためには攻めなければダメですね。待ちの姿勢は敗北の未来しかなさそうです。よくわかりました。

ひとつ残念なことを付け加えると、視点変更が細々としていてなおかつ1巻で今後のラブコメの渦中にいるキャラクターを全員登場させたことが悪い方向に作用して、1冊を読み切ったときの読後感が薄かったように思います。要約すると『1巻が丸々プロローグ』的な感覚ですね。個人的にラブコメではキャラクターが一喜一憂する姿を楽しみたい派なので、その点が薄れてくるとイマイチに感じます。
もっとも、この作品はこの作品になりに面白くはあったので好みの問題だと思いますけど。