《あらすじ》
「親友だから、普通の友チョコより豪華にしないとと思って、がんばった」
特別な”親友チョコ”をもらったり、「悠、もっと近づいて」体育祭で一緒に二人三脚を走ったり。春夏秋冬の同居生活を経て、外ではクールな月城さんと俺は、周りの目を気にしないくらいにイチャつく”親友”になった。
「私、赤彫くんとお付き合いしてみようと思います」
だが、湯田が赤彫の告白を受け入れるという”変化”が訪れる。
「せっかく、苦労して友達になれたんだよ……」
さらに、夏休みから碧の様子もおかしくなって――!?
女性不信な俺を、変えてくれた彼女。二人の新たな”決断”までを綴った、”同居恋愛小説”。
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女性不信になってしまった末久根の心は幼馴染みで“親友”の月城との同居生活を経てイチャつく親友となり、末久根のトラウマを少しずつ変えていく……。
異性で仲の良い友人あるいは親友。友達以上恋人未満の関係に甘んじている間に得られる平穏な日々が続くうち、湯田が赤堀の告白を受け入れる変化が生じることで、末久根と月城の関係にもひとつの歪みが生じる。
このまま“親友”を続けるのか、それとも恋心を告白して恋人となるのか。
末久根の過去が壁となり停滞していた関係を変化させる最大の転機が訪れたことで、新たなステージへと歩み始める二人の青春ストーリーが描かれていて、幼馴染みかつ親友となったがゆえのシンプルな壁がハッキリと表面化していて、とても甘酸っぱいやりとりに身悶えさせられました。
幼馴染みヒロインだからこそ書くことのできる青春ラブコメなのだと思える作品でした。
