働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する 11

宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する : 11 (モンスター文庫)

《あらすじ》
アルカディア内の不穏分子だった各領主たちは、一良が現代で作成した地獄と天国の映像を目の当たりにし、改心を誓う。国内の意思統一に成功したアルカディアでは、現代兵器の製造も急ピッチで進み、いよいよバルベールとの国境にある砦に軍を進める。しかし、そこに文明レベルを超えた“ある物”を携えた敵国の使者が現れて―。「小説家になろう」発、異世界救世ファンタジー、待望の第十一弾。

地獄と天国の映像が作られたものだとしても検証する術がない異世界では信じるしかありませんね。
自らを特別な存在だという価値観が根付いている異世界の貴族たちの中に思いあたる節が山のようにあって、「このままだと地獄行きは避けられない!!」「どうしたらいいんだ!!」と絶望に打ちひしがれた状況で唯一の救いの手を差し伸べられたら改心にして善行を積まざるを得ない。あれよあれよという間にアルカディア内の情勢が清浄化されていって、異世界で金の力をフルに活用して行って人心を誘導する展開が痛快でした。
人間だれしも自分だけが生き残れば良いし、自分だけが儲ければ良いなんて利己的な考えで行動をするだろうし、正義感や忠誠心でトップの命令に従う人間だっているだろうし。戦争に関わる人間が大勢いれば、人の数だけ価値観や性格が出てきて通常の方法では国を挙げて一致団結なんてできるはずはないけど、文明レベルを超えた技術をもってすればこんなこともできる。もっとシビアに物語を詰めていけば、それでも反抗してカズラたちに逆襲してくる勢力も出てきそうではあるけれど、それこそ地獄のような鬱展開しか見えてこないので読んでも良いけどノーサンキューです。
金の力で思うがままに動いて、バレッタやリーゼやジルコニアたちとキャッキャして日本食を楽しみつつ危機をはねのけるくらいのソフトな展開が自分好みです。