働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる15

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる15 (GA文庫)

《あらすじ》
――そんな嘘っぱちのハーレムなんて、修羅場らせてやる!
偽彼氏の秘密を知ったカオルが闇に落ちる中、季節は春、羽根ノ山高校は修学旅行、京都を訪れていた。
「恋愛の聖地」地主神社にある恋占いの石の爆破(ガチ)を目論む恋愛アンチの夏川真涼とそれを阻止せんとする季堂鋭太の戦いが始まる!?
そして修学旅行が終わると鋭太たちは三年生。鋭太は医学部推薦を志望し、最後の努力を続けていた。
卒業に向け、それぞれの目標に向かって歩みを進める鋭太、千和、真涼、姫香、愛衣。そんな彼、彼女らの前に現れるカオルの思惑は――。
裕時悠示×るろおが贈る、甘修羅らぶコメ第15弾!

カオル君の闇が深すぎた!!
本格的にハーレムルートを突き進んだり、自演乙の修羅場だったり、これまでのシリーズを通じて数々の山場があったけれど、15巻はシリーズ最高に濃密で衝撃的な展開が続く内容でした。
カオル君の御家問題が発端となって鋭太たちのハーレムにまで波及して表紙イラストからもわかるようなカオルの暗黒面がとうとう表に出てくることに……。
ここまで感情を爆発させたのも、14巻で真涼の妹とのキス騒動とハーレムの真相がカオルの耳に入ったことがきっかけでしたが、それまでにもカオルの周辺のイベントはどれも意味深なものがあったと思います。
端的に言えば、カオル関連の伏線の一部が15巻で回収されたといった感じです。
鋭太が医者になる夢を掲げ、自演乙として千和たちと活動を続け、月日が経ち受験生として進路について真剣に考える。シリーズ第15巻は鋭太たちがまだ青春を謳歌していた頃から将来を見据えて行動に移す、そんな成長と変化を感じさせる内容も踏まえつつ、カオルを暗黒面に引き込んだ壮大な伏線とぶつかり合う見どころ満載の内容になっていました。

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