《あらすじ》
観覧車デートで女神様の甘えが限界突破!
突如始まった同棲生活を続けるうちに、晴人に素直に甘えるようになった「氷の女神」こと玲衣。
晴人に衝撃の事実を明かした幼馴染の夏帆。
晴人を巡る二人の少女との関係性は、帰国した晴人の従姉・雨音の介入により急展開を迎える！
そして晴人に想いを打ち明けベタ甘になった玲衣のアプローチは、水族館デートや観覧車デートでますます加速して――
「晴人くんが抱きしめてくれれば、もっと安心できると思う」
クールな女神様がさらにベタ甘ポンコツになる第2巻！
クラスメイトの玲衣との甘い同棲生活。晴人に好意を寄せてアプローチを仕掛ける幼馴染みの夏帆。晴人の従姉で帰国子女の雨音。
みつどもえの修羅場に陥り、誰かが攻勢に打って出れば負けじと追随するように新たな攻め手を晴人に仕掛けに行く。
ヒロインたちが恋愛の駆け引きで手札を切るたびに心がグラつく主人公の胸中、高校生男子の劣情をこれでもかと刺激する可愛いヒロインたちとのイチャラブ展開の連続で、ヒロインの魅力をこれでもかと引き出して楽しませてくれる作品でした。
そんなハーレムラブコメ感を漂わせる物語でしたけれど、水琴玲衣を取り巻く家庭環境に焦点を当てて同棲生活の発端となった出来事を深く掘り下げていくことで、晴人と玲衣の関係性も大きく動き出す。
作品全体を俯瞰してみると物語の展開的に“メインヒロイン”の格付けが済みつつあるような雰囲気を醸し出しつつ、それでいてヒロインたちの心境の変化や言葉を交わすことで主人公との関係性を明確にしてヒロインレースの全体像を浮き彫りにさせる。
あとは外堀が埋まっていけば晴人と結びつくメインヒロインがハッキリしそうなので、婚約が楽しみです。ラブコメとしては手堅く楽しめる作品でした。
