働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

妹の好きなVtuberが実は俺だなんて言えない

妹の好きなVtuberが実は俺だなんて言えない (電撃文庫)

《あらすじ》
「爽坂くんは、私の一番好きな人…だから」上目遣いで瞳をキラキラさせ、頬を染めつつ告白してくる可愛い妹、ひおり。「…ひ、ひおり?」「爽坂くんは、私の王子様なんです…」あのな、ひおり。爽坂はVtuberであって、人間じゃないんだぞ。わかってるのか?しかも、お前は知らないだろうが、爽坂の中の人は俺…。あ、あれ?ま、まじか…この流れ、やばい。「あのな、実はな、爽坂はな…」妹の恋心を壊さないために身バレを防ごうとするも、次々と新しい女の子たちにまとわりつかれることになる庵原玲仁。人気Vtuberと陰キャ高校生の二足のわらじは、無事に成し遂げられるのか?憂鬱さを吹き飛ばす、一点の曇りもない抱腹絶倒のVtuberラブコメ、登場!!

妹の大好きなVtuberは主人公である実の兄でした。主人公の身バレが妹の恋心をぶち壊す。
しかし、どれだけ注意をしていても『音楽の時間の歌声がVtuberと似てる』『未発売のVtuberグッズを所持してる』『正体を勘付かれるようなセリフを口走る』などなど。
時世の流れにのったVtuberというジャンルを題材にしたシチュエーションで、正体がバレないかとヒヤヒヤしながら生活を続ける主人公の心境と何が何でもバレまいとあの手この手で窮地を脱しようとするコメディ展開が持ち味の作品でした。
個人的にもVtuberというものはいろいろと視聴してきましたけれど、どれだけカッコいいキャラクターで容姿を着飾っても中身は生身の人間というところが多方面で身バレにつながるのは面白い見解でした。
ある程度は物語として落とし込んでいるとはいっても趣味嗜好は偽りようがないので、自然とVtuber=主人公へと勘繰られる要素につながったり。たしかに、自分のプロフィールをあえて徹頭徹尾偽装する人はいませんよ。現実にもVtuberの特技と中の人の声の特徴に加えてプロフィールが一致していることから、中身はこの人なのではとネットでささやかれているVtuberもいたりいなかったり……。
まだまだVtuberを題材にした作品は少ないと思うので、いろいろと楽しめる作品でした。
同じ推しVtuberのファンたちが集まるオフ会にひょんなことから主人公が参加させられて、ファンたちの愛にあふれる熱弁を聞きながら羞恥に身悶えするシーンは黒歴史ノートを見られた中二病主人公ばりの地獄絵図で最高にツボりました。


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