働きたくない村人のラノベ日記

ブログ開設2014年5月30日

隣のクーデレラを甘やかしたら、ウチの合鍵を渡すことになった

隣のクーデレラを甘やかしたら、ウチの合鍵を渡すことになった (電撃文庫)

《あらすじ》
「こちらのお弁当は、どうして半額なのかと思いまして」
 一人暮らし二年目の高校生、片桐夏臣の隣室に黒髪碧眼の美少女が引っ越してきた。その少女、ユイは本物の貴族令嬢らしく、学校でのそっけない反応から付いたあだ名は「クーデレラ」。他人を頼ろうとしないユイだが、実はかなり世間知らずなところがあるのを知った夏臣は、彼女を手助けしていくことを決意する。
「今日の晩御飯は……鶏のからあげ?」
「鶏肉が安かったからな」
「ん、夏臣のからあげ大好きだからすっごく楽しみ」
 お隣同士の立場から、甘々でじれったくなるような関係への日々が始まる――

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引っ越してきてお隣同士になったクラスメイトの1人の女の子。イギリスからの留学生で独り暮らし経験もなく家事全般が壊滅的な彼女に見るに見かねて手助けしたことがきっかけで交流が芽生え、二人の関係が日を追うごとに深まっていく甘くて楽し気なやり取りに癒される青春ラブコメ作品。
最近のラブコメ界隈は、平日は『学校』という空間で日常を過ごし教室、部活動、学校行事などのイベントを通じて接点を増やし、その間に主人公とヒロインの間にドラマがありラブコメ展開を交えつつ距離を縮めていく往年のストーリーから外れている印象があるのは自分だけでしょうか。
主人公とヒロインが半同居生活を送るシチュエーションに持ち込んで、『学校』のなかでクラスメイトたちが知るヒロイン像と『自宅』のなかで自分だけに見せる素の姿のギャップ萌えを生み出しつつ、『二人だけの秘密の関係』みたいな雰囲気がラブコメ親密度合いを強調させるのでヒロインの魅力がとても引き立ちますね。
そして、半同居生活を送っていけばお互いの自宅にも自然に行き来できる間柄になり、病気のときの看病イベントや料理を一緒にするイベント、手作り弁当を振る舞うイベント、一緒に買い物に出かけるイベントなどなど。一緒に生活している強みがラブコメ展開の選択肢を増やしてくれていて良かったです。

まだまだラノベ界隈でラブコメ作品の可能性を実感できる素晴らしい作品でした。甘くてほのぼのとしたラブコメを読みたい人は是非読んでみてください。

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