働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

じつは義妹でした。4 ~最近できた義理の弟の距離感がやたら近いわけ~

《あらすじ》
家族旅行で真嶋家の絆も深まり、もうすぐクリスマス12月。2人で過ごす「特別な夜」に、俺も晶も楽しみが止まらない!
……はずが、それを前にしてハプニングが続出!? 晶が芸能事務所からスカウトされ…「ーー僕は、兄貴だけの妹でいたいです」
即座にお断り。だけど、これで話が終わらず晶の進路問題に!?

 さらに、光惺やひなたも騒がしい。光惺を狙う同級生のため、光惺をさそって勉強会をセッティング。さらにひなたからは…

「ご飯に行きませんかっ!? クリスマス前に二人きりでっ!」

まさかのお誘いを受けて、俺も晶も大混乱!? 果たして、平穏無事な聖夜はやってくるのか! シリーズ大ヒット中、第4巻!

文化祭の演劇をきっかけに晶に訪れた晶芸能事務所からのスカウト。俳優として生きることを選んだ晶の元父親の存在。
芸能事務所のスカウトを受けて演技の道を選ぶ先に訪れる未来。
仲の良い兄妹の関係を大きく変えることになるかもしれない進路問題なだけに、二人の人生にとっての優先順位とは何なのか、幸せになるため、後悔しない選択をするためにはどうしたらいいのか。
これまで積み重ねてきた義理の兄妹ラブコメの仲睦まじい姿が頭に焼き付けられているだけに、二人の距離を引き裂きかねない今回の騒動はかなり熱のこもった物語になっていてとても読み応えのある内容でした。
兄として妹にしてやれること、妹が兄に求めること。双方が結びついた強固な関係性が導き出した晶の進路問題の結末はこの二人らしい締め方になっていて個人的にはストンと腑に落ちる展開でした。

シリーズ第5巻では芸能界との接点が生じたことで新展開に突入しそうな雰囲気になっていて、はたしてどのような物語となるのか。続きが楽しみです。
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