働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する(16)

《あらすじ》
宿敵であったバルベールとの講和会議を順調に進める一良たち。その最中、突如として蛮族軍の使者として、ハベルの兄であるアロンドが現れる。アロンドにより蛮族軍側の講和提案が行われ、会議は一時中断することに。その後、リーゼのもとに一緒に連れていたマリーの母親リスティルを預けることに成功したアロンドは今まで行ってきた活動の真意を話すことに……アルカディア、バルベール、蛮族による戦争の終結に向けた最後の策とは!?「小説家になろう」発、異世界救世ファンタジー、待望の第十六弾。

カズラたちの奮闘により戦争の終結へと向かい、平和な未来へと歩みを始める。
日本の文明を異世界へと持ち込み、アルカディアの文明レベルを底上げさせた影響は凄まじく戦争の行く末にも大きく寄与する一方、日本の娯楽を楽しみ団欒する姿が描かれる。二つの世界を唯一に行き来することができるカズラがもたらした戦争の結末と出会った人たちとの関係性なのだと思うと、感慨深い展開です。

そして、バレッタたちが日本へと渡れる手段とは……。
少しずつ触れる機会も増えてきてあれこれ言葉が交わされていますけれど、未だに推論の域をでず明確な答えは謎のまま。
仮説としては、カズラとの結婚やそれに類する要素とはなっていますけれど、はたして真相は。それに伴って、バレッタ、リーゼ、ジルコニアあたりの恋愛事情の導火線に火が付きそうでどうなることやら。
いろんな面で楽しみと期待する要素が生まれてきて、今後の物語の展開も気になるところです。新刊が楽しみです。