《あらすじ》
“魔力なし”だと言われていたのに、実はもの凄い魔力を持っていたことが発覚したメル。そのことに不安を感じ、魔法の勉強を始めることになったが――その師匠候補として挙がったのは因縁深き“あの人”だった!?
さらに、人工スライム捕獲に慈善バザーなどなど、冒険盛り沢山! 美味しいごはんと共に、第二部隊は今日も征く!
ある時には部隊として遠征に行き、ある時は仲間たちと憩いの時間を過ごしたり。
新しい仲間が増えて少しずつ賑やかさを増して、キャラクター同士の掛け合いの幅も広がっていて楽し気なやりとりがまた『遠征ごはん』のボリュームも広がっていて、読んでいてとても和やかに楽しめました。
行く先々で素材のレパートリーに選択肢が増えて、ファンタジー世界独特の要素と掛け合わせたグルメが展開されていて、新鮮素材&地産地消で済ませる料理風景がいつみてもおもしろいです。
「食いたい」か「食いたくないか」で言えばもちろん「No」ですけれど、現地での食材に舌鼓を打つ部隊メンバーのやりとりを楽しめるのがこの作品の魅力の一つですね。
『飯テロ』とまではいきませんが、ほっこり楽しめるグルメファンタジー作品でシリーズ第3巻もこれまでにない部隊メンバーの日常を目にすることができてとても面白かったです。