未だ底の見えない主人公・雨森悠人の持つ異能力。
学園を潰すために設立された組織【夜宴】を指揮する長【八咫烏】としての活動。
異能学園の監督下で日々巻き起こる命懸けの異能バトル。
無能を演じる主人公が野望を成し遂げるために仕掛けた布石の数々。全てが掌の上での出来事であり、全てが計算の上で導かれた結末でもあるなか、『学園を潰す』ためどこまで主人公の攻撃が及ぶことになるのか。
まだ全貌が見えてこない壮大な野望を前に、主人公が最も敵視する存在を相手にどこまで事を運ぶのか。たった一人の人間が成し遂げるであろうジャイアントキリングの果てに、どんな戦いを繰り広げることになるのかワクワクさせてくれるシチュエーションと熱い異能バトルが魅力的な作品でした。
【The 学園異能バトル】の土台、強大な権力を持つ学園サイド、異能を持つクラスメイトたちによるクラス対抗戦、主人公性のある主人公による異能バトル。異能バトルの王道要素が満載のなか、バックボーンのある主人公の物語性がマッチした作品だと感じました。