働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

異能学園の最強は平穏に潜む 3 ~規格外の怪物、無能を演じ学園を影から支配する~

異能学園の最強は平穏に潜む 3 ~規格外の怪物、無能を演じ学園を影から支配する~ (オーバーラップ文庫)

《あらすじ》
異能を人に与えることが出来る唯一の教育機関・選英学園。1年C組に所属する雨森悠人(あまもり ゆうと)は夜宴(やえん)の長・【八咫烏(やたがらす)】としての活動を開始。雨森の実力に勘づいた近接最強の男・堂島忠(どうじま ただし)という障害を取り除き、意図的に【八咫烏】の噂を流した。
そんな折、B組の覇王・新崎康仁(しんざき やすひと)はC組に新たな【闘争要請(コンフリクト)】を申し入れる。内容は【かくれんぼ】。ただし、その実態は3日間、無人地帯で過ごしながら敵を見つけ出し戦闘不能にするという命懸けの異能バトルだった。
さらには【八咫烏】宛てにも今回の【闘争要請】の招待状が届き――?
無能を演じる怪物が学園を影から支配する暗躍譚、第3幕!

未だ底の見えない主人公・雨森悠人の持つ異能力。
学園を潰すために設立された組織【夜宴】を指揮する長【八咫烏】としての活動。
異能学園の監督下で日々巻き起こる命懸けの異能バトル。
無能を演じる主人公が野望を成し遂げるために仕掛けた布石の数々。全てが掌の上での出来事であり、全てが計算の上で導かれた結末でもあるなか、『学園を潰す』ためどこまで主人公の攻撃が及ぶことになるのか。
まだ全貌が見えてこない壮大な野望を前に、主人公が最も敵視する存在を相手にどこまで事を運ぶのか。たった一人の人間が成し遂げるであろうジャイアントキリングの果てに、どんな戦いを繰り広げることになるのかワクワクさせてくれるシチュエーションと熱い異能バトルが魅力的な作品でした。

【The 学園異能バトル】の土台、強大な権力を持つ学園サイド、異能を持つクラスメイトたちによるクラス対抗戦、主人公性のある主人公による異能バトル。異能バトルの王道要素が満載のなか、バックボーンのある主人公の物語性がマッチした作品だと感じました。

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