働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件9

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件9 (GA文庫)

《あらすじ》
誕生日を迎えた周は、真昼のおかげでたくさんの変化が生まれたことを実感し、こそばゆくも幸せを噛みしめた。
真昼が生まれた日にもありったけの祝福を贈ろうと決意して、準備に奔走する日々を過ごす周。
そんな中、進路を考える時期に差し掛かった二人は、一緒に暮らす未来を思い描き、受験勉強を乗り越えようと約束するのだった。
そして待ち望んだ真昼の誕生日。特別な一日にするべく、周はとあるサプライズを用意して……。
可愛らしい隣人との、甘くじれったい恋の物語。

親子を交えた学校での三者面談、大学進学を視野に入れた進路の選択、これまでの人生で味わったことのない最高のプレゼントが用意される真昼の誕生日。
二人の偶然の出会いから始まったお隣さん同士の関係から、お互いの家族や家庭環境についても踏み込みより深い関係へと進んでいき、現在では二人がこれからの人生も寄り添いあって生きていくまでに至る。
高校生という肩書は年次が上がるごとに少しずつ人生の岐路へと近づいている空気を感じさせるイベントがありますけれど、あらためて二人の出会いからの時間経過と現在に至るまでの積み上げてきたもの、そしてお互いが影響しあい良い方向で成長しているという変化を様々な場面から感じ取れて感慨深かったです。
最高のサプライズ誕生日会でした。

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