文化祭準備開始で、雛子が演劇の主演に抜擢される!
生徒会選挙が終わった後には待ちに待った文化祭!
貴皇学院の文化祭は規模から出し物まで伊月の想像以上。
そんな中、伊月のA組は雛子主演で『ハムレット』のアレンジ劇をすることになったのだが――
「いつもとは真逆の、怠惰な性格って演じられますか?」
演技のようで普段と変わらない怠けた雛子が学院で初お披露目されると、それをきっかけにお世話係として伊月が奔走する事態に!?
完璧と怠惰。二面的なお嬢様とお世話係の恋物語、第11弾!!
伊月の生徒会入りも無事に果たされて、生徒会選挙で繰り広げられた激戦の熱も冷めやらないまま文化祭準備へ突入。
貴皇学院へ通う生徒や教育プログラムの特性もあるけれど、生徒会室で交わされる文化祭に関わる議論の内容やそれに乗じて動くお金の規模がやっぱり桁外れで、それだけを切り取ってみても『貴皇学院生徒会』というものの存在感と伊月が身を置く世界がどれだけのものかという事実をあらためて感じさせられるシーンでした。それでいて、伊月が生徒会選挙やこれまでの経験の中で培ってきた力や才能が発揮される場面でもあり、成香や美麗との恋愛方面で現状での落としどころがどんな関係性になったのか。
「生徒会室でイチャイチャしないでください」くらいの叱責をされてもおかしくない空気を感じさせるラブコメ味があって癒されました。
そして今回は久しぶりに雛子と此花家にフォーカスさせた物語が比重を大きく占めていて、これまでにない雛子の姿や伊月との距離感を変えさせるイベントなども様々あったので、読んでいてとても充実した一冊でした。
今回もイラストレーターである“みわべさくら”さんのイラストは最高でした。女性キャラクターのビジュアルと映え具合が個人的に好みなので作中の描写とあわせてイラストを楽しめました。
現在アニメ化企画も進行中のこの作品が今後どのような展開になりアニメの放送を迎えるのか楽しみです。
