働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

ジンクスゲーム 2

ジンクスゲーム 2 (GA文庫)
「『魔女』の正体を看破せよ。それが今回の『試練』だ」「断る。俺たちはジンクス使いをやめる」再び現れたロストマンの言葉を遮り、そう言い放つ蒼馬。真奈と鈴蘭を取り戻した蒼馬にとって、今は“呪われし凶器”を捨てる絶好の機会だった。ところが―。「ならば遊園地に屍の山が築かれることになるが、それでもいいかな?」「マジカルランドはあたしたちにとって大切な場所なの!勝手に殺人ゲームの舞台にしないでよっ!」兄妹の思い出を穢す言葉に、悲痛な叫びを上げ、怒りに燃える真奈。こうして二人は再びジンクスゲームに挑むことになるのだが―!?青春サイコスリラー第2弾!!





ジンクスはあたしたちの新しい『絆』なんだよ。お兄ちゃん♪

新たにジンクス使いとなって生まれ変わった妹・真奈の参戦。
ジンクスを通して繋がっていた兄の蒼馬と鈴蘭の関係。
ジンクスに執着する真奈の狂気

ジンクスゲームに参加する人間たちは誰もが一癖あるサイコスリラー。ジンクス使い同士が敵対して殺しあう分には、宗教的な理由づけから大量殺人に至った動機が絡んでくるのである意味では理知的な部分が垣間見える。
一方で、真奈の動向を追っていると、どうにも終始不安定な感じしかしない。常に内面に爆弾を抱えている妹の存在が怖い。妹なのに全然可愛くない、妹怖い……

遊園地での惨劇後、妹の心境にも変化が現れる。その変化にいち早く感づいた鈴蘭。3巻が最大の山場になりそうな予感がする。

妹が可愛くないってこれ大問題だよ。こんなサイコな妹なんていらないよ。