働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

好きで鈍器は持ちません! ~鍛冶と建築を極めた少女は、デカいハンマーで成り上がる~

好きで鈍器は持ちません! ~鍛冶と建築を極めた少女は、デカいハンマーで成り上がる~ (富士見ファンタジア文庫)

《あらすじ》
―あなたの胸に、輝く鈍器はありますか?私、ハンナ・ファルセットは冒険者になるのが夢の、いたって普通な女の子。でもどんくさすぎて同級生や理事長に馬鹿にされ、学園から追い出されてしまいます。餓死寸前まで追い込まれ、たどり着いた工事現場。そこでハンマーを手にした瞬間、才能が開花!鍛冶や建築はもちろん、戦闘にだって使える“鈍器スキル”を身につけたからには、華麗に成り上がってみせますよ。竜を倒したり、店を建てたり、国を救ったり―鈍器の、鈍器による、鈍器のための冒険譚が始まります!ちなみに本当は剣を使いたかったというのは…、決して言わないお約束です!

冒険者を夢見る少女は才能なしの烙印をおされ退学となり路頭に迷っていたところ、人々から嫌悪されている鈍器を手にした瞬間から人生が激変。
“高度に熟達した鈍器スキルは魔法をも凌駕する“。ハンナのなかに秘めた鈍器スキルが日を追うごとにメキメキと成長していって、どんな困難が立ちふさがっても壁を鈍器で叩き壊していく無双ぶり。
ハンナの可愛らしい見た目に反して鈍器スキルのチート性能がとにかくエグいです。それこそ、どこぞでスコップ無双して波動砲をぶっ放してスコップでなんでも『掘る』『埋める』作品があるように、鈍器でなんでもかんでも叩いてしまって万事解決していきます。叩いて直るのは昭和のテレビだけかと思っていたけど、ハンナの鈍器はそれをはるかに凌駕するファンタジーでした。
いわゆる無双していくファンタジー作品ではありましたけれど、女性主人公のハンナの活躍とそれを取り囲むほのかな百合要素が絡んできて今後の活躍とハーレム展開が気になる作品でした。

bookwalker.jp