《あらすじ》
勘違いから始まる、兄妹いちゃラブコメ！
親の再婚で、高校生の俺にできた義理の弟・晶。複雑な家庭環境で育ったせいで、美少年だけど人見知り。
兄弟に憧れていた俺は、晶のためにいつも一緒に遊んで過ごしていたら……めちゃくちゃ懐かれて、意気投合して、距離も急接近！
「……兄貴、もしかして僕のこと好き？」「ああ、もちろん」
勘違いをしたまま、深まる２人の仲。そして、ついに晶が「妹」だと気付き、戸惑う俺に……
「兄貴とはこれまで通りの距離感がいい。むしろ今よりもっと僕と－－」
「兄妹」から「恋人」を目指す、晶のアプローチが始まって!?
気安くて可愛すぎる、弟…のような妹との、いちゃラブコメ！
「なんとお前に兄妹（きょうだい）ができるんだ……」
「きょ……兄弟！」
日本語のややこしいこのうえないな！！
自分も実際に入力するまで“きょうだい”で“兄妹”に変換できる事実を始めて知ったし、年下の「きょうだい」と音だけ聞いたら「（弟ができるんだ……）」という認識になるのは当たり前だし、わざわざ「男の子？」と聞き返すこともないと思う。
1発限りのネタでしかないことはたしかだけど、そこからラブコメらしく『弟のような妹』が登場して、ダボっとした服をいつも着ていて体の線が出にくく、何故か当事者たちも絶妙にスレ違いコントのようなやり取りをしていて気が付かず……。
「義理の弟ができたんだ！！」なんて能天気に考えてるなか、男兄弟さながらの距離感で仲良くしていくうち、昌のなかに芽生えた恋心が二人の義理の家族の関係をさらにややこしくしていく。
これぞラブコメ！！
そう感じさせる舞台設定と義妹との関係の詰め方で、複雑な家庭環境で育った義理の兄妹の二人が少しずつ打ち解け合ってラブコメっていく変化が最高に良い作品でした。
