《あらすじ》
嵐のような夏を経て、晴れて「婚約者」から「恋人」となった伊織とつかさ。
深まっていく秋と、二人の関係――しかし、そんな彼らの前に新たなる“ワケあり女子”葛葉真紘が立ち塞がる!
これまで数多の童貞たちを“卒業”させてきた真紘(Hカップ)に何故か狙われることになった伊織(非童貞)を守るため、
つかさは学祭で開催されるミスキャンパスコンテストで決着をつけることを提案して――!?
「美人でお金持ちの彼女が欲しい」と言ったら経験人数3桁近くの貞操ビッチヒロインがやってきた件!!
何はともあれ、事故物件ヒロインからの熱烈なアプローチを受け入れて無事に“偽物の婚約者”から“本当の恋人”の関係になった伊織とつかさの二人。
つかさと肉体的な関係を結ぶまで歩み寄ったことが、二人の関係が仲の良い知り合いの域を超えて、異性としての意識を植え付けさせる。
個人的には性的な描写はラブコメにおけるヒロインとの関係性を表現する手段としてもありだと思っているので、それを選んだうえで1巻の結末に至った二人に生じた変化とお互いをしっかり異性として恋人として認識したうえでのラブコメというのが楽しめてとてもよかったです。
まあ、そんな空気感に全力で横やり縦やり斜めやりをぶちこんでくる、『数多の童貞たちを“卒業”させてきたHカップヒロイン』といういわくつき物件が参入してきて、よりカオスなキャンパスライフに突入したわけですが……。
なんというか、とても貞操観念の狂った世界観で過ごすヒロインたちのエッチなラブコメが繰り広げられてとても良かったと思います。Re岳さんの描くヒロインのエロさが魅力を全力で後押ししている感じが良かったですね、ハイ。