働きたくない村人のラノベ日記

ラノベの感想ブログ。開設2014年5月30日

緋弾のアリアXXXVIII 愛を忘れはしない

武装探偵、通称『武偵』。それは凶悪化する犯罪に対抗するため武装を許可された探偵である。
トップレベルのSランク武偵・アリアの相棒に選ばれてしまった(普段は)ただの一般人・遠山キンジ。
最強コンビのシャーロック&ワトソン1世を味方に得た喜びも束の間、自らの生命に係わる『ある理由』でキンジは日本に緊急帰国をすることに。
その後は縁あって訪れた山奥の村に籠もり、受験勉強の時間も兼ねた休暇を取る事となった。
どこか排他的で何やら不穏なその地で、キンジは悠樹菜と名乗る美女と出会う。
ピンクブロンドの髪と赤紫色の瞳をして、なぜか懐かしい雰囲気を漂わす彼女のその名に、キンジは覚えがあって……!?

日本全国津々浦々。世界各国、渡り歩いてきた国は数知れず。行く先々で現地妻との出会いを得てきた遠山キンジの人智を越えた力は『不可能を可能にする』とも呼ばれるらしいです。
日本の都会から離れた片田舎の山奥でも不思議な女性との出会いに何故か恵まれ、どこかミステリアスで不思議な色香を放つ魅力に自然と惹かれてしまう。
絶対に「やべー女だ、やべー女だ……」と臭わせる不穏な雰囲気がにじみ出ているけれど、神も怪異もロボットも異世界人も獣人も吸血鬼もなんでもありな世界観で、これ以上のヤバい人間が果たしているのかと思うことがあります。そのたびに、ヤバいやつランキングを更新して青天井となっているのが緋弾のアリアという作品の頭のおかしいところだと思います。
主人公に関しては気が付けば人外ランキングのランカー、普通に銃弾が通じない人間へとなりました。そんな主人公をもってしても、運命に導かれるように癖の強いキャラクターに巻き込まれて、常に騒動の渦中にいる。そして、そんななかで繰り広げられるガンバトルアクションが最高に熱いのが魅力です。
この流れ、はたして何巻続いてきたのか知りませんけど、いっつも最高に熱い展開とバトルで楽しませてくれるから好きな作品です。





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