《あらすじ》
後夜祭でお互いの『好き』を感じ取った正市と十色の二人。
しかし、正市はそのまま流れでつき合うのではなく、正面から告白して十色と本物の恋人になろうとしていた。
偽装か本物かは曖昧ながら、二人は誰かに見せるカモフラージュではない、二人きりの恋人あるあるを積み重ねていき――
「クリスマスってなんかやりたいことあるか?」
そして、迎えた聖夜。二人だけの時間がやってくる。
幼馴染で偽装カップルな二人の、本物より本物らしいラブコメ!!
幼馴染みの正市と十色が演じていた偽物の恋人から、お互いの好きの感情を引き出して本物の恋人へ関係性を変えていくまでの最後の一歩を踏み出すまでの青春が詰まっていて、最高の幼馴染み×ラブコメ作品でした。
やっぱり気さくな会話のやりとりができて、お互いのことを知り尽くしている幼馴染み特有の関係性が恋愛へと変遷していく様子が凄く良いです。
異性の幼馴染みへの好意が既にストップ高なだけに、恋愛感情へと結びついたときの急接近する心理的距離感の様子が幼馴染み×ラブコメの良さだなとあらためて思いました。
【ねもつき】はこれで完結しましたけれど、個人的に気に入っていた幼馴染み×ラブコメ作品なのでぜひとも読んでもらいたいです。
幼馴染みの二人がクリスマスというイベントに向けて一世一代の恋人イベントにかける二人の姿は最高に良かったです。