こちらはダッシュエックス文庫第1回オトナの小説大賞金賞受賞作
異世界に召喚されるとは気が付かず。
『無人島に何か一つ持っていくなら？』と書かれた黒板を前に無難に答えるクラスメイトをよそに、「クラフト能力」と口にした主人公。
過酷な無人島生活のはずがクラフト能力でラクラク過ごして、クーデレ幼馴染みをはじめいろんな女の子たちとお互いに獲得した能力で助け合って無人島サバイバル生活を満喫するといった作品でした。
やはりオトナの小説大賞と銘を打つだけあり、サバイバル生活のなかで仲良くなった女の子との情事がストレートに表現をされていて、無人島という過酷な環境下が生存本能を刺激して好意に及ばせるのかそれともまた別の何かなのか……。
そんな主人公とヒロインのやりとりを“ぎうにう”さんのセンシティブなイラストで楽しめる作品になっていて、文章とビジュアルで登場人物たちのやりとりを楽しめる作品でした。
もちろん物語の本編である異世界召喚×無人島サバイバル生活では主人公のとてつもなく自由度の高いクラフト能力を無限大に活かした日常が繰り広げられていて、ゲームのマインクラフト級に素材がひとつあればクラフト先の選択肢が広がっていって、この先の生活で新たに手に入れた素材からどんなものを創り上げていくのかというワクワク感させてくれるところも魅力です。
今年からは毎月に読んだラノベの中からおすすめの新作ラノベをピックアップして紹介するように活動していきたいです。来月もモチベーションを保てるように頑張ります。
